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勝負強さを見せた坂詰姫野、攻撃テニスで逆転した本玉真唯。全豪オープン予選初戦を突破し両者が2回戦で激突<SMASH>

勝負強さを見せた坂詰姫野、攻撃テニスで逆転した本玉真唯。全豪オープン予選初戦を突破し両者が2回戦で激突<SMASH>

シーズン最初のテニス四大大会「全豪オープン」の予選が、1月12日にメルボルンで開幕。 13日に行なわれた予選1回戦に、日本勢女子から坂詰姫野と本玉真唯が登場。坂詰はストレートで快勝し、本玉はフルセットの接戦を制し2回戦へ駒を進めた。なおこの両選手は、本日14日に行なわれる予選2回戦で対戦する。

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 6-2、6-1のスコアからすれば、対戦相手のマノン・レオナール(フランス/同201位)に許した11本のブレークポイントは、やや意外かもしれない。ただそのうち、坂詰がブレークを許したのはわずかに1度。自らは、9度のブレークチャンスのうち5回をものにし、勝負強さを発揮しての勝利だった。

 坂詰の世界ランキングは140位で、自己最高位を記録中。昨年11月に高崎市開催のITF・W100大会を制し、今季も開幕戦のキャンベラWTA 125大会で、予選からベスト4へと躍進している。

 現在24歳の坂詰を、16歳から指導する元世界52位の吉田友佳コーチは、「ここでポイントを取りたいという場面で、正しい選択をしていた。これまで取り組んできた、気持ちのコントロールがしっかりできていた」と相好を崩した。

 重要な局面での精神面の課題と聞くと、弱気になったり、守備的な戦術を取りやすいのかと想像する。ただ坂詰の場合はむしろ、「気が強いため、攻撃的に行き過ぎる傾向があった」と、吉田コーチが述懐する。

 だからこそ、ポイントを取りたい局面で冷静さを保ち、最適な戦略を選ぶことに取り組み続けてきた。この日の試合で見せた勝負強さは、まさに重ねた日々の対価だった。
  上り調子で今大会を迎えた坂詰に対し、本玉はここ2年ほど、戦績的にはやや苦しい時を送ってきた。現在のランキングは242位。今回の予選にも当初はわずかに届かなかったが、開幕前日に予選の枠へと繰り上がる。そのチャンスを逃すまいと、必死にもがき執念でもぎ取ったかのような、1-6、6-4、7-5の白星だ。

 2年前に自己最高105位に達した本玉の武器といえば、脚力を生かした粘り強さ。だがマリア・ティモフェーワ(ウズベキスタン/同138位)との試合序盤はミスが目立った。もしかしたらそれは、ここ最近取り組んでいる「チャンスがあれば前に出て決める」という攻撃テニスへの思いが、先走りすぎたためかもしれない。

 そこで第2セットの本玉は、あらゆるボールに食らいつき、ミスを減らし、相手のミスを誘っていく。第3セットではその粘り強さに加え、脚力を生かしてネットを取り、スイングボレーを次々と叩き込んだ。試合時間が長引くほどに、本玉の時間帯が増えていく。粘り強さと攻撃力をブレンドした目指すテニスが、最後の局面で実を結んだ。

 なお坂詰と本玉の対戦は、国際大会レベルでは過去2戦で星を分け合う。ただ日本リーグ等でも両者は対戦し、互いに手の内を知った仲である。今現在のランキングや戦績だけでは計れぬ、白熱の一戦となりそうだ。

現地取材・文●内田暁

【動画】坂詰が好発進!「全豪オープン」予選1回戦ハイライト

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配信元: THE DIGEST

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