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「最高の時間を過ごせている」バックス移籍のアンソニーが意気込み「どんな方法であろうと、勝利を助けたい」<DUNKSHOOT>

「最高の時間を過ごせている」バックス移籍のアンソニーが意気込み「どんな方法であろうと、勝利を助けたい」<DUNKSHOOT>

現地時間9月25日(日本時間26日、日付は以下同)、米スポーツ専門メディア『The Athletic』に、ミルウォーキー・バックスのコール・アンソニーのインタビュー記事が公開された。

 NBAで11シーズンをプレーしたグレッグ・アンソニー(元ニューヨーク・ニックスほか)を父に持つ25歳は、2020年のドラフト1巡目15位でオーランド・マジックから指名されてNBA入り。5年間チームに在籍し、主にシックスマン役を務めた。

 188cm・84kgのガードは、緩急をつけたドライブからジャンパー、フローターやレイアップ、さらに3ポイントも決められ、昨季は67試合で平均9.4点、3.0リバウンド、2.9アシストをマークした。

 6月15日にデズモンド・ベインとドラフト指名権との交換でケンテイビアス・コールドウェル・ポープとともにメンフィス・グリズリーズへ移籍したが、7月12日にバイアウトに合意。16日にバックスと契約を結んだ。

 2021年の王者バックスにはスーパースターのヤニス・アデトクンボが在籍。過去3年は1回戦敗退と結果を残せずにいるが、それでも9年連続でプレーオフに出場しているリーグでも屈指の強豪チームのひとつだ。

 マジックでパオロ・バンケロ、フランツ・ヴァグナーと共闘したアンソニーは、新天地でヤニスとの共演に向け、期待に胸を膨らませていた。
 「バックスの一員になれて本当に楽しみにしているよ。過去5年間をオーランドで過ごした分、今は新鮮な空気を感じている。もちろん、あそこでの時間は充実していた。けれど今回の移籍は、自分のキャリアにおける大きな一歩だと思っている。彼(ヤニス)との2メンゲームができる機会を得たんだ。これはすごく有名になるだろうね」

 なお、バックスは昨季途中にクリス・ミドルトン、オフにブルック・ロペスとパット・カナトンがそれぞれ移籍。2021年のファイナルでローテーション入りしていたメンバーでロスターに残っているのは、ヤニスとボビー・ポーティスの2人だけとなった。

 さらに昨季プレーオフでアキレス腱を断裂したデイミアン・リラードをウェイブ&ストレッチしたことでロスターも変動した。

 今季の先発は、フロントコートはヤニス、ポーティス、新加入のマイルズ・ターナーの3人が予想される。その一方で、バックコートはアンソニーにケビン・ポーターJr.、ゲイリー・ハリス、ライアン・ロリンズ、ゲイリー・トレントJr.、アミール・コフィーと頭数こそ豊富ながら大物は不在だけに、トレーニングキャンプで見極めることになるだろう。 そうしたなか、ヤニスは先日ギリシャで応じた『Sport24』とのインタビューで、アンソニーについて「Xファクター」かつ「サプライズになる」と発言していた。

 アンソニー自身はヤニスに感謝しつつ、新天地で迎えるシーズンに向けこう意気込む。「どんな方法であろうと、チームの勝利を助けたい。彼ら(バックス)は僕に何ができるのか聞いてくると思う。スコアリングやパス、ディフェンス、何でもやってみせるよ。

 本当に嬉しいのは、この数週間でチームメイトたちと最高の時間を過ごせていることだ。エナジーもすごいよ。このチームには本物のプロフェッショナルという雰囲気が感じられるんだ。みんなが『やってやろう』という気持ちを持っている」

 2番手のリラードを放出したこともあり、今季のバックスの評価は決して高くない。それでもヤニスの負担を、ターナーやアンソニーといった新加入選手が上手く軽減できれば、ダークホース的な存在になるかもしれない。

文●秋山裕之(フリーライター)

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配信元: THE DIGEST

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