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【MotoGP】日本GPスプリントで転倒のマルティン、右鎖骨を骨折。決勝への出走は断念……今季4度目の大怪我

【MotoGP】日本GPスプリントで転倒のマルティン、右鎖骨を骨折。決勝への出走は断念……今季4度目の大怪我

MotoGP日本GPスプリントのスタート直後に転倒したホルヘ・マルティン(アプリリア)が、右鎖骨を骨折したことが明らかになった。日曜日の決勝レースには出場しない。

 17番グリッドからスプリントをスタートしたマルティンは、ターン1のイン側からポジションアップを狙ったが、ブレーキングをミス……バランスを崩して転倒してしまった。さらにコースを横断する格好となり、他車を巻き込みながらグラベルへと突っ込んでしまった。

 このクラッシュの後マルティンはすぐにメディカルセンターに搬送され、レントゲンでの検査を受けた。その結果、右鎖骨が骨折していることが明らかになった。

 マルティンはこの後、ヘリコプターで獨協医科大学病院に搬送され、さらなる検査を受ける予定であり、MotoGPの公式サイトには、日曜日に行なわれる決勝レースを欠場する旨も記されている。

 アプリリアはこの件について、次のように声明を発表した。

「ホルヘ・マルティンは、サーキットのメディカルセンターで診察を受けた。レントゲン検査の結果、右鎖骨の骨折が判明したため、ヘリコプターで獨協医科大学病院に搬送され、CTスキャンによる精密検査を受ける」

 またMotoGPのメディカルディレクターであるアンヘル・シャルテ医師は、次のように語った。

「彼は右の鎖骨の真ん中1/3のところを骨折し、完全にずれてしまっている。これが肺に接触しないよう、CTスキャンを受けさせるために病院に搬送した。意識は安定しており、容態は良好だ。痛みを和らげるため、少し鎮静剤を投与した。CTスキャンの後、手術が必要かどうかを判断する。手術を行なう場合は、デクセウス大学病院(スペイン・バルセロナ)で行なうことになるだろう」

 マルティンが大きな怪我を負うのは、今季これで4度目。セパンで行なわれたプレシーズンテスト初日にクラッシュして手術を受け、その後復帰を目指してトレーニングしている際にも左手を骨折。第4戦カタールGPで復帰したが、その決勝でクラッシュして負傷……第12戦チェコGPで復帰するまで欠場を余儀なくされた。

 今回日本GP決勝を欠場することになるマルティン。鎖骨の治癒にどれほどの時間を要するのかは、まだ不明だ。

 なお今回、マルティンのクラッシュに巻き込まれた1台がチームメイトのマルコ・ベッツェッキであった。前出のシャルテ医師によれば、「ベッツェッキ選手は右の外転筋に重度の打撲傷を負った。痛み以外には特に問題はない。リハビリ治療と、抗炎症剤を投与するのみとなる」という。

 このベッツェッキにとって、今回の転倒および負傷はかなりの痛手となる。ベッツェッキ最近好調な走りを続けており、ランキング3位を激しく争う立場なのだ。しかもそのライバルであるフランチェスコ・バニャイヤ(ドゥカティ)が日本GPのスプリントで優勝……無得点に終わったベッツェッキは、大きく差を広げられることになった。

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