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「いつもは迷わない。でもあの瞬間は…」エドワーズが振り返る、ウェンバンヤマ相手に決めた決勝弾<DUNKSHOOT>

「いつもは迷わない。でもあの瞬間は…」エドワーズが振り返る、ウェンバンヤマ相手に決めた決勝弾<DUNKSHOOT>

現地時間1月11日、ミネアポリス州ミネソタのターゲット・センターで行なわれた、サンアントニオ・スパーズ対ミネソタ・ティンバーウルブズ戦。序盤からスパーズにリードを許したウルブズが終始追う展開となり、第3クォーターには最大19点のビハインドを背負った。

 しかし最終クォーターに入ると、ホームの大声援を背に受けたウルブズが怒涛の反撃。7−0のランで1桁点差とすると、残り3分27秒にジュリアス・ランドルの3点プレーで同点に追いつく。さらにそこからの打ち合いも制し、104-103と1点差でドラマチックな逆転勝利を手にした。

 残り16秒で102-103と1点を追う山場。ウイング付近から攻撃チャンスをうかがうウルブズの主砲アンソニー・エドワーズにマッチアップしたのは、相手のエース、ヴィクター・ウェンバンヤマだった。

 互いの動きを牽制するように2人はしばし睨み合ったが、一瞬の隙を突いたドライブから放ったエドワーズのフローターが決まり、これがウィニングショットとなった。

 クラッチプレーでチームを勝利に導いたエドワーズには、試合後、ウルブズファンから「MVP!」の大歓声。ただ実際には、ウェンビー相手に切羽詰まった上でのプレーだったことを明かした。
 「ここからシュートを打つべきか、ドライブするか、正直迷ったよ。いつもは絶対に迷うことなんてないんだ。ジュー(ランドル)にパスしようかとも思った。でもあの瞬間は本当にどうすべきかわからなかった。ヤツ(ウェンバンヤマ)は相当高さがあるし、レイアップだろうとジャンプショットだろうとなんだって封じてくる。足もよく動くし、小回りも効く。相当手強い相手だからね」

 エドワーズは続ける。

「たぶんヤツは俺がジャンプショットを打ってくると思ってたと思う。でももしそうしてたらブロックされてたね」

 リーグ屈指のブロッカーを出し抜いて決め切ったクラッチショットは、エドワーズにとって相当に満足いくものだったに違いない。

 そして前日のクリーブランド・キャバリアーズ戦を落としていたウルブズにとっても、連敗を食い止めた貴重な白星。しかもこの試合は、クリス・フィンチHC(ヘッドコーチ)が体調不良により不在だった。

「俺たちはフィンチのために踏ん張りたかった。彼は体調を崩して不在だったから、みんなでしっかりやりたかったんだ」

 エドワーズが「死ぬ気でプレーしてくれた」と称えたドンテ・ディビンチェンゾは、23得点のエドワーズに次ぐチーム2位の19得点に加え、9リバウンド、7アシスト、3スティール、1ブロックと、攻守で大奮闘。
  同じくチームのエースから「DPOY(年間最優秀守備選手賞)級のプレー」「NBAで自分が一番好きな選手」と大絶賛されたジェイデン・マクダニエルズも、後半の大事な場面で3ブロック、2スティールと身体を張った渾身のプレーで勝機を呼び込んだ。

 また、29得点こそ奪われたものの、得意のブロックを1本も許さなかったランドルのウェンバンヤマに対するフィジカルなディフェンスも効いていた。

「俺たちはいつも彼(ランドル)に言ってるんだ。『お前が本気で守る気になれば、NBAで屈指のディフェンダーになれる』ってね。第4クォーターではその挑戦を受けて立ってくれた。ウェンビーを押さえ込む素晴らしい仕事をしてくれたよ」(エドワーズ)

 ウェンバンヤマが最終クォーターに挙げた得点はフリースローの5本のみ。リバウンド、アシスト、スティール、ブロックはいずれも記録できず、相手の大黒柱を重要な局面で封じ込めたことが数字にも表れている。
  勝率を争う相手から白星をあげた点でも、この勝利はウルブズにとって価値が高い。ただしエドワーズは、「1週間後くらいにまた彼らとの対戦があるから油断はできない。向こうもしっかり対策してくるはずだ。俺たちにとっても、また何か工夫するチャンスになる」と気を引き締めた。

 1月17日、舞台をサンアントニオに移し行なわれる両者の再戦は、はたしてどちらに軍配が上がるのか。

文●小川由紀子

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配信元: THE DIGEST

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