(ABEMA・大和証券「Mリーグ」1月8日配信より)Mリーグ「KADOKAWAサクラナイツ」のメンバーである渋川難波プロが、日本プロ麻雀協会(以下、協会)を退会したことを自身のXで発信。「衝撃のニュース…」「場合にによっては荒れるなぁ」と麻雀ファンの間で波紋が広がっている。
■“麻雀協会の顔”が電撃移籍2011年に協会でプロデビューし、雀竜位、雀王、第15回日本オープン、Mトーナメント2023、第4回fuzzカップ などのタイトルに輝いてきた渋川。協会を代表する頭脳派雀士としてMリーグでは当初公式解説者だったが、2022年7月、「Mリーグ」(ABEMA)のドラフトで強豪チーム・サクラナイツ入り。以降チームの中心メンバーとして安定した成績を収めている。
協会の退会後は、同じく麻雀プロ団体である「最高位戦日本プロ麻雀協会」(以下、最高位戦)に入会し、サクラナイツで戦い続けることも明言。
同団体HPでは「『新たなフィールドで団体の頂点を目指してみたい。』その気持ちが年々強くなっていき、今回最高位戦にその意思を伝え、承認していただきました」と、渋川の最新コメントが掲載されている。
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■環境を変え「再奮起」“ライバル団体”へ移籍したことについて14日、YouTubeライブ配信でその意向を説明した渋川。
これまで協会でのタイトルをほぼ獲ってしまったことでモチベーションが低下してしまったことを挙げ、「ここ数年、競技麻雀がおろそかになっていた。今年ついに(協会リーグ戦の最上位である)A1リーグで負けて降級。このままではやる気を含めてダメになってしまう感じをずっと持っていた」と、再び奮起するためと説明。
「協会に不満はなく、自分のわがまま。(モチベーションが保てない)自分自身に不満があった」「これからの麻雀プロ人生を考えた時、いま動くのが良いと感じました」と、安定より変革を求めたと明かす。
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■「素晴らしい麻雀を」「協会を去るとは…」と反響ちなみにサクラナイツでは昨年12月、堀慎吾プロが協会から日本プロ麻雀連盟に移籍したと発表しており、堀の理由も“自身をより厳しい環境に置くため”と同様だった。
ネットでは「ビッグニュース」「これからも素晴らしい麻雀を届けてください」「新しい環境での渋川さん、絶対面白いでしょ」とエールが上がる一方、協会の人気選手が相次いで移籍したことについて「荒れる」「不穏な感じ」「渋川さんまで協会を去るとは…」と不安視する声も散見されている。
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■Mリーグにおけるプロ団体事情現在、令和の麻雀ブームを起こしている「Mリーグ」には10チームで合計40人のプロがエントリーしているが、メンバーたちが所属するプロ団体は様々。堀が移籍した連盟所属プロが約半数を締め、続いて渋川が入会した最高位戦、協会、RMU、麻将連合と続く。
堀、そして渋川という「協会の顔」が相次いで移籍したことは、麻雀界が「個人の意思で挑戦を選べる時代」になった象徴にも見える。
Mリーグという最高峰の舞台があるからこそ、団体という枠組みを超えた個の戦いがより鮮明になっているとも言えるだろう。新天地で渋川プロがどのような化学反応を起こすのか、そしてエースを送り出した協会がどう次なる新星を育てていくのか。この移籍劇は、業界全体のレベルアップに繋がるはずだ。
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■著者プロフィールキモカメコ佐藤(@peyangtaneda)。1982年東京都生まれ、sirabee編集部記者。
政治・経済系出版社、『1UP情報局』『ねとらぼ』編集部などを経て現職。ブレイキングダウンをはじめとする各格闘技団体やプロレス、プロ野球のほか、コスプレ、メイド、秋葉原文化も取材してきたオタク記者。「Mリーグ」は創設初年度からほぼ全試合を視聴中。
