・そして、1位に輝いたのは……
そして栄えある1位は、猿の塩焼きだ。
もちろんジビエとして合法的に入手されたものだが、猿肉を食べる機会は日本ではほとんどない。会長も入荷したとの話を聞き、即座に予約した幻の逸品。
猿のジビエは、鹿や猪と違い、猟や血抜きがパターン化されていない印象があり、雑食ゆえに複雑な味になると思っていた会長。しかし実際は驚くほどクセがなく、香辛料でごまかす必要もないほど素直な味わい。
むしろ豚肉に近い安定感のあるおいしさだったとのこと。店の人によると、岡山のニホンザルで木の実中心の食生活だったことが、この味につながっているのではないかとのこと。
食べる前の想像とのギャップも含め、1位に輝いた。
ちなみに、1位・3位・4位はいずれも高田馬場の「米とサーカス」で提供されているメニューとのこと(※限定メニュー含む)。
他にもカラスやアライグマの鍋をはじめ、ダチョウやエイのレバ刺しなど、正体不明レベルの謎フードが存在するらしい。
・謎フードへの終わりなき探求
謎フード公安委員会の活動は、単なる変わり種グルメの探求にとどまらない。食文化の多様性や人間の味覚の可能性、そして何より「好奇心を持つことの大切さ」を、あらためて教えてくれる。
会長が選んだ今回の5つの謎フードは、どれも一般的な食卓にはまず登場しないものばかりだ。しかし、だからこそそこには、新しい発見や素直な驚きがある。
これまでじっくり話を聞いたことはなかったのだが、この取材をきっかけに私もすっかり引き込まれてしまい、気づけば「謎フード公安委員会」に入会していた……。
ということで今後、また新たな謎フードを紹介させていただく日も来るかもしれない。
