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『ばけばけ』ヘブンたちが暮らす武家屋敷って家賃いくら? 金銭事情が気になる人続出 史実見ると「マジか」「熊本行ってからが大変」

『ばけばけ』ヘブンたちが暮らす武家屋敷って家賃いくら? 金銭事情が気になる人続出 史実見ると「マジか」「熊本行ってからが大変」


『連続テレビ小説 ばけばけ Part1 NHKドラマ・ガイド』(NHK出版)

【画像】え…っ! 「めっちゃ立派やん」「美しい」「住所は?」 コチラがヘブンたちが住む「松江の武家屋敷」の現存する姿です

熊本編で「家賃激増」が話題になるかも

 2025年後期のNHK連続テレビ小説『ばけばけ』は、1890年に来日し、『知られぬ日本の面影』『怪談』などの名作文学を残した小泉八雲さん(パトリック・ラフカディオ・ハーン)と、彼を支え、「再話文学」の元ネタとなるさまざまな怪談を語った、妻・小泉セツさんがモデルの物語です。

 第15週では主人公「松野トキ(演:高石あかり)」と夫「レフカダ・ヘブン(演:トミー・バストウ)」、トキの養父母「司之介(演:岡部たかし)」「フミ(演:池脇千鶴)」が、立派な武家屋敷に引っ越して同居を始めました。こちらはかなり広い屋敷で、庭も3つあります。

 視聴者からは屋敷の広さに驚く声とともに、「バカデカおうちだ…家賃いくらなんだ?借家じゃなくて買った…?」「ヘブン先生、この引越しで貯金全て吐き出したのでは?」と、金銭面への心配の意見もありました。

 この屋敷は松江市の北堀町に現存する、「小泉八雲旧居」がモデルになっていると思われます。ラフカディオ・ハーンさんと小泉セツさんは、1891年6月22日にこの屋敷に移り住みました。

 こちらはもともと旧松江藩士の根岸家が住んでいた屋敷で、ハーンさんが大層気に入ったという庭は明治維新後の1868年に造られたものです。当時、根岸家の当主・干夫さんは島根県の簸川(ひかわ)郡(現在は出雲市の一部)の郡長として現地に赴任しており、空き家状態の屋敷をハーンさんに快く貸してくれたといいます。

 そして、気になる小泉八雲旧居の家賃は「月3円」でした。月給100円のハーンさんにとっては、問題なく払える家賃です。単純換算ではできませんが、当時の1円を現代における3万円だとすると家賃は9万円で、ヘブンたち4人が暮らす金額としては安い方といえるでしょう。

 また、ヘブンはトキの生家・雨清水家の実母「タエ(演:北川景子)」と弟「三之丞(演:板垣李光人)」と、結婚したばかりのトキの養祖父「勘右衛門(演:小日向文世)」と妻「タツ(演:朝加真由美)」の生活費も払っていると思われます。こちらの金銭事情も心配ですが、他の家族がヘブンたちの屋敷よりも高い物件に住んでいるはずはないので、家賃の面では3世帯で計5~6円程度に抑えられているのではないでしょうか。

 ちなみに、ハーンさんたちは小泉八雲旧居には5か月ほどしか住んでおらず、1891年11月に熊本に引っ越しました。ハーンさんは熊本でも2軒の屋敷に住んでおり、1891年11月から翌年11月まで住んだ屋敷は、「小泉八雲熊本旧居」として熊本市中央区安政町に現存しています。

 熊本旧居は家賃が11円もしたそうで、ハーンさんは松江中学の教頭で大親友の西田千太郎さん(錦織友一のモデル)への手紙で、この屋敷に関して「(広さは松江の旧居と同じくらいだが)それほど良くはありませんし、庭はひどく醜悪です」と愚痴をこぼしていました。

 また、この熊本旧居はハーンさんが赴任した第五高等中学校(現、熊本大学)から、約3.2kmも離れています。当時、熊本の士族の家は西南戦争(1877年)のせいで多くが焼失しており、ハーンさんは西田さんへの手紙で、希望の武家屋敷がなかなか見つからなかったことも語っていました。

 ちなみに熊本市の坪井西堀端町にあったという、ハーンさん2軒目に住んだ屋敷(1892年11月~1894年10月まで)は、現在残っていません。

『ばけばけ』は第20週から、「熊本編」が始まることが予告されています。今後、ヘブンが家賃の高さや熊本の屋敷に関して不満を言う場面が出てくるかもしれません。

※高石あかりさんの「高」は正式には「はしごだか」

参考書籍:『八雲の妻 小泉セツの生涯』(著:長谷川洋二/潮出版社)、『ラフカディオ・ハーン 西田千太郎 往復書簡』(訳:常松正雄/八雲会)

配信元: マグミクス

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