
日本テレビは、金曜夜のアニメ枠「FRIDAY ANIME NIGHT」(通称:フラアニ)の2026年度前半のラインナップ大発表会を開催。2023年10月の設立からおよそ2年、2026年4月より現在の30分枠を「1時間枠」に拡大し、23時00分(フラアニ2300)からと23時30分(フラアニ2330)からの二本立て放送を行うことを発表した。
会見には各期を代表するキャストの種崎敦美、岡咲美保、吉永拓斗、関根明良が登壇し、作品への愛とユーモアあふれるトークを繰り広げた。
■2026年前半の「フラアニ」ラインナップ一覧
1月期: 『葬送のフリーレン』第2期(23:00‐)声の出演…種崎敦美、一ノ瀬加那、小林千晃ほか
4月期: 『転生したらスライムだった件』第4期(23:00‐)声の出演…岡咲美保ほか/『スノウボールアース』(23:30‐)声の出演…吉永拓斗、平川大輔、小清水亜美、田村好ほか
7月期: 『転生したらスライムだった件』第4期(23:00‐)/『これ描いて死ね』(23:30‐)声の出演…関根明良、早見沙織、仁見紗綾、藤村花音、水瀬いのりほか
■「アニメは日常を変える力がある」枠拡大への思い
会見の冒頭、大澤弘子コンテンツビジネス局スタジオセンター・アニメDiv.部長が登壇。「アニメは国境や世代、言語の壁をたやすく超える力がある。北米の知人が『葬送のフリーレン』を見て、20年間音信不通だった父親に連絡を取ったという話を聞き、その力を再確認した」とエピソードを披露。
今回の枠拡大により「送り出したい作品を倍に増やせる」と、全国のファンへさらなるハッピーを届ける決意を語った。司会を務めた同局の“アニメオタク”伊藤遼アナウンサーは「いちファンとして興奮を抑えきれない」と熱を込め、会場を盛り上げた。
■豪華キャストが語る「見どころキャッチコピー」と掛け合い
各作品の主演キャストが登壇し、自身で考案したキャッチコピーをもとに作品の魅力を語り合った。
1月16日からスタートする『葬送のフリーレン』第2期からはフリーレン役・種崎敦美が登場。種崎は『くだらない瞬間を宝物にする魔法』と書いたフリップを見せ「寄り道だらけの冒険が、後から振り返るとふっと笑える宝物に変わる作品」と解説。
種崎が「(この解釈で)合っていますか?」と恐る恐る問いかけると、伊藤アナウンサーは「大正解!私が審査員なら優勝です!」と即答。また、フリップの文字を「目立つように」と書き直した種崎の優しさに、後輩キャストからも感嘆の声が上がった。
4月3日より放送される『転生したらスライムだった件』第4期からはリルム役・岡咲が登場。『転生したら思ったより忙しかった件』とフリップに書き、「4期は怪しい勢力がうごめき、リムルにとっては試練の連続。スライムボイスで難解なセリフにも挑んでいます」と語る。
本作は4月期・7月期の連続2クールに加え、異例の「分割5クール」での展開が決定。岡咲は「この業界で“5クール”という言葉を初めて聞いた」と戸惑いつつも、「政治的要素や国名が増え、スライムボイスで噛み砕くのに時間がかかるほど内容が濃い」と、リムルの苦労を滲ませた。
■吉永拓斗、“鉄男語”をトレンド入り希望
同じく4月3日よりスタートの『スノウボールアース』からは吉永が登場。フリップには『鉄男語』と書き、極度の人見知り主人公・鉄男を演じる吉永は「今、僕自身がパニックになるほど緊張している」と告白し、ポケットに忍ばせたカンペを「お守り」にするリアル鉄男ぶりを披露。
「ありがとう」を「ありまひょい」と言ってしまうような独特の“鉄男語”をトレンド入りさせたいと意気込み、会場を沸かせた。
7月より放送される『これ描いて死ね』からは安海相役・関根が登場。関根は『こんな時、漫画の主人公なら…』とフリップに書き「一歩踏み出す時の勇気をくれる言葉」と作品の核を語った。
隣に並ぶ吉永の『鉄男語』フリップとの温度差に「並びの緩急がすごい」とツッコミが入りつつも、原作ファンである岡咲からも「(関根さんの声が)相ちゃんのイメージにぴったり!」と太鼓判を押され、笑顔を見せた。
■日テレ番組との“本気”のコラボ?
質疑応答では「出演してみたい日テレの番組は?」という質問に対し、個性豊かな回答が並んだ。
種崎は『有吉の壁』と即答。「壁壁壁壁…」と連呼し、岡咲から「急にどうしたんですか!」とツッコまれると「私大ファンなんです…壁になりたい…」と毎週オンエアを楽しみにしていることを公言。さらに「芸人さんがアフレコするコーナーにフリーレンが…」と提案すると、伊藤アナウンサーは「関係各所の皆様、これ、相当なプレッシャーですよ!」と戦々恐々。
さらに、岡咲は『アナザースカイ』と回答。「リムルカラーの空、カリフォルニア・サンノゼへ行きたい!私の人生はあそこで変わった!」と強い眼差しでアピール。
一方、吉永からは『ZIP!』との答えが。「学生時代、ZIP!のおかげで学校に行けていた。朝4時から打ち合わせでも行けます!」と朝型宣言。伊藤アナウンサーも「僕は何もできないですが、関係者の皆さんこれは実現の可能性大ではないでしょうか…!」と訴えかける。
関根からは『旅番組(ダーツの旅など)で「聖地・伊豆大島をキャストのナレーションで紹介したい」と語られると、ファンタジーや極寒の地球が舞台の他作品キャストから「聖地巡礼できていいな…」と羨望の眼差しを向けられた。
■種崎敦美から結びのメッセージ
最後に、種崎から「金曜の夜、仕事で疲れた方も、テレビをつければ面白いアニメがある。その時間だけは全部忘れて、豊かな夜を過ごしてほしい」と締めくくり、拡大する「フラアニ」枠への期待を高めて会見を終えた。
※種崎敦美の「崎」はたつざき

