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「間違った人物を責めて本当の問題を無視」 シャビ・アロンソ退任のマドリーに海外メディアは厳しい見解! バルセロナ紙は「バルサの犠牲者になった」

「間違った人物を責めて本当の問題を無視」 シャビ・アロンソ退任のマドリーに海外メディアは厳しい見解! バルセロナ紙は「バルサの犠牲者になった」

レアル・マドリーは1月12日、今季よりトップチームを率いていたシャビ・アロンソと“退任”で合意した。後任には、Bチームを指揮していたアルバロ・アルベロアが内部昇格している。

 クラブは、「クラブとアロンソとの双方合意により、トップチーム監督としての任期を終了すると決定した。アロンソはマドリーのレジェンドであり、常にクラブの価値観を体現してきた存在であるため、全てのマドリディスタからの愛情と敬意を永遠に受ける存在である。マドリーは常に、彼の家であり続ける。クラブは、この期間におけるアロンソおよび彼のコーチングスタッフ全員の仕事と献身に感謝し、彼らの新たな人生の章に幸運を祈る」と声明を発している。

 ドイツのレバークーゼンでブンデスリーガ、DFBポカール優勝に加え、ヨーロッパリーグ決勝進出といった輝かしい実績を積んだ後で、現役時代の古巣に招聘された元スペイン代表MFは、初陣となったクラブワールドカップではパリ・サンジェルマンに0-4の大敗を喫して準決勝敗退に終わったが、シーズン開幕後はラ・リーガで6連勝と好スタート。10月にはバルセロナとのクラシコにも勝利(2-1)し、その期待を高めた。
  しかし、チーム全員で攻守の役割を全うするレバークーゼン時代のやり方は、新天地ではなかなか浸透せず、チームとしてのパフォーマンスは上がらない。さらにヴィニシウス・ジュニオールら一部主力選手との確執が表面化するなど、問題が山積みとなる中で、早々にその去就に関して様々な噂や憶測が飛び交い、1月11日のスーペルコパ決勝でバルサに2-3で敗れてタイトルを取り逃がすと、ついに裁定は下された。

 34試合を率い、その間に計6敗。前述のパリSG戦の4失点の他、バルサに3失点、アトレティコ・マドリーには5失点を喫するなど、しばしば大崩れしたチームの立て直しに苦戦していたシャビ・アロンソの解任について、マドリードのスポーツ紙『MARCA』は「最近は評価を高めているように感じられたが……」と驚きを示し、またクラブ声明の「双方合意」という記述にも注目。これがすなわち「トロサ出身の元指揮官が“退職金”を受け取れないことを暗示している」と指摘した。

 スポーツ専門チャンネル『ESPN』は、アロンソが犯した「罪」として、フロレンティーノ・ペレス会長が重要視するヴィニシウスとの関係の悪化、決勝での宿敵バルサ戦の敗退、ラージョ・バジェカーノ、エルチェ、ジローナといった格下相手との戦いでの勝点の取りこぼし、そしてペレス会長との間に強い絆を築けなかった点を挙げている。 しかし、加えて同メディアは「ペレス会長は間違った人物を責め、本当の問題を無視した。そしてアルベロアにバトンを渡した今、アロンソを解任することで欠陥を是正するどころか、むしろ温存してしまった。これまで彼の抗しがたい力は、動かぬと思われた障害物を打ち破ってきたが、今回もそうなるかについては懐疑的だ」と、今回の人事が問題の解決には繋がらないとの見解を示した。

 一方、バルセロナのスポーツ紙『MUNDO DEPORTIVO』は、「『白い奇跡』になるはずだった指揮官は結局、またしてもバルサの“犠牲者”となった」と綴るも、「クラシコが彼を葬ったとはいえ、決断自体はマンチェスター・シティ戦(昨年12月11日のチャンピオンズリーグ)の後に下されていた。これは予告された別れだった」とも付け加えた。

 また、「マドリーは、チーム最大の選手であるヴィニシウスの価値を疑い、加入初年度を無冠で終えたキリアン・エムバペに依存するという、漂流状態にある」「スカッドのバランスが崩れている? おそらくそうだ。ルカ・モドリッチとトニ・クロースの抜けた穴を上手く埋められなかった? それも同様だ。そしてアロンソは、短期的にも中期的にも長期的にも、マドリディスモを夢中にさせられなかった」と、ライバルチームの現状をネガティブに伝えている。
  ちなみに同メディアは、「アルベロアは暫定的な存在だろうが、マドリーが再び『流行の監督』を獲得するようには見えない」と、マドリーの後任監督人事にも悲観的な見方を示している。『MARCA』紙は「マドリーは、下部組織に『新たな(ジネディーヌ・)ジダン』がいることを以前から把握していた。最大限の保証をもってトップチームのベンチを託すことができ、全面的な信頼を寄せられる指導者、それがアルベロアだった」と、高い期待を寄せる。

 2020-21シーズンにインファンティルAで指導者としてのキャリアをスタートし、カデテA、フベニールA、そしてカスティージャとステップアップ。下部組織では通算200試合を指揮して151勝24分け25敗の成績を残した元スペイン代表DFに対し、同メディアは「(5か月前に監督に就任したばかりの)カスティージャでの即効性のある成功こそが、期待を確信へと変えた」とお墨付きを与えている。

構成●THE DIGEST編集部

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配信元: THE DIGEST

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