開幕まで問題を先送りにしてしまうのか―。こう思わずにいられないのが来季連覇を目指す阪神の即戦力ルーキーが守るポジションがどこになるか、である。
昨秋のドラフト会議で阪神が上位指名したのが、1位・立石正広、2位・谷端将伍、3位・岡城快生の大卒野手3人。とりわけ、立石がアマチュア時代に主戦場にしていたセカンドとサードにはチームの顔が鎮座している。スポーツ紙デスクが解説する。
「セカンドは昨季まで選手会長を務めた中野拓夢。二塁部門でゴールデングラブ賞とベストナインを戴冠し、打線でも打率2割8分2厘、44犠打を記録してチームのリーグVに貢献しました。オフの契約更改で推定年俸も3億円に到達しています。そして、サードには主砲・佐藤輝明がいる。こちらは、昨季40本塁打、102打点で二冠王を戴冠。いずれも、故障でもしないうちはポジションが空かないでしょう」
とはいえ、ファーストは大山悠輔、センターは近本光司、ライトは森下翔太もいる。ショートとレフト以外には不動のレギュラーがいるだけにレギュラー争いは熾烈を極める。
「ショートには新外国人のキャム・ディベイニーが加入しています。現実的なのは昨季“ラッキーボーイ枠”だったレフトでしょう。前川右京、高寺望夢、中川勇斗らその時々で調子の良い若手が代わる代わる起用に応えていました。春季キャンプでは“準レギュラー”との競争になりそうです。と同時に、ドラフト同期の谷端と岡城もタイプは違えど外野のポジションを狙うライバルにほかなりません」(前出・スポーツ紙デスク)
難解な虎のレギュラー争い。その答え合わせは開幕までお預けになるだろう。
(五代晋作)
平成ひとケタ生まれのゆとり世代。プロ野球や大相撲をメインにスポーツを取材する。密かなライフワークは日本の映画&ドラマ鑑賞。動画配信サブスクが手放せない。

