
【えりのボスの「あと半歩で幸せ」】



(漫画:腹肉ツヤ子)
1. 正月明けなのに、だるい・眠い・やる気が出ない

(写真:iStock)
今回は、サトミさん(39歳/仮名)からのご相談です。
「今日もやる気が出ないです…」
「あら、会社や家で嫌なことでもあったのかしら?」
「うーん…毎朝起きるのはつらいですけど、別に嫌なことというほどの出来事はないんです。でも、お正月が過ぎたのに疲れが残っていて、やる気が出なくて…。
昔は冬休みが終わったらバレンタインデーとかの楽しいイベントを考えて頑張れていたのですが、最近はやる気が出なくて困っています。
お正月、たくさん休んだはずなのに、どうしてこんなに疲れているんでしょう…。やっぱり、そろそろ40歳になるから、年齢には勝てないんでしょうか…」
「確かに、年齢を重ねると疲れが抜けにくくなる傾向はあるわ。でも、お正月明けに疲れが残っているのなら、それは食べすぎや寝不足、生活リズムの乱れの影響が高いと考えられるわね」
「確かに、お正月シーズンの少し前のクリスマスから、ちょっと暴飲暴食している自覚はありました…。でも、原因がわかって安心しました! それなら、特別な対策をしなくても自然と回復しますよね?」
「サトミさん、その楽観視はもしかしたら危険かもしれないわよ」
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「え?」
どうやら、サトミさんは自分の不調を「放置すれば治る」と勘違いしている様子です。確かに、少しの不調なら放置して治るものもありますが、楽観視をするのは危険です。
これは放っておけません!
2. 長引く疲れの原因

(写真:iStock)
「疲れが長引いているのって、単に年齢によって体力が落ちて、回復に時間がかかっているからじゃないんですか?」
「もちろん、その要因も否定できないわ。でも、お正月の疲れがこの時期まで残っているのなら、単なる体力の低下ではなく自律神経の乱れの可能性があるわ」
「自律神経…正直、よく聞きますけど、いまいち正体がわかりません…」
「いい質問ね。自律神経というのは、簡単に言うと呼吸や発汗のように自分の意志とは関係なく、からだを調整している神経のことよ。興奮状態になると交感神経、リラックス状態になると副交感神経が強く働くの」
「あ、その2つは聞いたことがあります!」
「交感神経と副交感神経のバランスがとれていれば、少し疲れた場合でも寝れば回復して、疲れが長引くことはないわ。でも、年末からの暴飲暴食や仕事納め前の忙しさのストレス、睡眠不足によって自律神経のバランスが崩れると、疲れがとれない状態になってしまうの」
「なるほど…それが今の私の状態なんですね」
血行不良や消化機能の低下も

(写真:iStock)
「そうよ。さらに、その状態が長く続くと、血行が悪くなったり消化機能が低下したりする恐れがあるわ。
血行が悪くなると肩こりや腰痛が悪化して、頭痛などの症状があらわれることがあるの。
それと、消化機能が低下すると食事に制限をかけなければならなくなったり、せっかく食事をしても栄養の吸収効率が落ちてしまったりして、さらなる不調を招きかねないの」
「そんな…それなら、いつか治るなんて気軽に考えていないで、早めの対策をしないといけないんですね。でも、自律神経だなんて目に見えないものへの対策って、どうすればいいんでしょうか…?」
「安心して。それを今から説明するわ」
