ダカールラリー2026のステージ10は、センチュリーのマシュー・セラドリがステージ優勝。ダチアのナッサー・アル-アティヤが大接戦となっていた総合優勝争いで一歩抜け出した。
ステージ9では、上位陣がトラブルに見舞われ、一気に総合優勝争いが混戦となったダカールラリー。フォードのナニ・ローマ、カルロス・サインツが1分以内の差でワンツー、アル-アティヤが1分10秒差で3番手、トヨタのヘンク・ラテガンも6分13秒差で4番手と僅差の状態でステージ10を迎えた。
420kmのステージ10は、ステージ最初の4分の1を終えてセラドリが2番手を走行。フォードのマティアス・エクストロームとわずか5秒差だった。
しかしエクストロームは100km地点の直前でマシントラブルに見舞われ、マシンストップ。これにより首位に浮上したセラドリは、フィニッシュまでリードを譲らなかった。
セラドリは2番手を走るアル-アティヤとの差を広げていき、ゴール前の最終チェックポイントまでに7分以上のリードを築いた。最終的にセラドリはステージ2位のアル-アティヤに6分12秒差をつけたが、速度超過による2分間のタイムペナルティがなかったら、その差はもっと大きくなっていただろう。
セラドリとセンチュリーの両者にとって、このステージ優勝は2020年以来2度目のステージ優勝。また今大会では、合計5つのブランド(フォード、トヨタ、ダチア、ミニ、センチュリー)が少なくとも1つのステージ優勝を記録したことになる。
アル-アティヤ自身は40秒のタイムペナルティを受けたが、なんとかステージ2位でフィニッシュ。総合順位では首位に躍り出た。ライバルたちの結果が振るわなかったことから、一気に12分のリードを築き、6度目のダカール制覇に大きく近づいた。
ダチアのセバスチャン・ローブは、パワーステアリングのトラブルを一晩かけて修理し、首位から9分遅れの3位でステージを終えた。ルーカス・モラエスも4位になっており、ダチアにとっては力強い1日となった。
トヨタはガイ・ボッテリルがステージ5位。ヘンク・ラテガンは13分遅れのステージ6位だった。総合順位ではラテガンが2番手につけている。
フォードにとっては全体的に悲惨な1日となった。ミッチ・ガスリーがステージ7位、プライベーターのマーティン・プロコプが8位、ローマがステージ9位となったが、2台が深刻なトラブルに見舞われた。
マシントラブルがあったエクストロームは、30分以上のタイムロスを喫しステージ13位、サインツはナビゲーションエラーで20分を失い、15分のペナルティが科せられたことで優勝への望みに更なる打撃を与えた。サインツは暫定19位でステージを終え、合計45分を失った。
ローマはラテガンと50秒差の総合3番手に後退。サインツは39分9秒遅れの総合7番手までポジションを落とすことになった。

