・実食レビュー
食べてみたところ、ガシガシした赤身の歯ごたえがありつつも歯切れが良い。そして、噛んで初めて気づいたのだが、甘辛い味が奥まで浸透していて、噛むと肉の旨みと同時に煮詰められた割下の味が口に広がる。その味付で熊肉の獣みが丸くなっていて腕を感じた。なにより……
そばつゆとの相性が抜群だ。甘みとコクが強いのに、砂糖やみりんは使われていない『松石』のそばつゆ。正体が九州醤油であることは、これまた以前の記事でお伝えしているが、その甘みと熊肉が非常にマッチしていて、「熊肉そば」の響きから想像した野趣味より上品な味にまとまっていた。
・ここだけの熊肉料理
それでいて、『松石』のそばについてくるちょっとしたラー油をかけると、現代的なジャンクフードっぽさが加算されるのも良い。熊肉料理でもここだけの味と言えるのではないだろうか。
なお、私が食べた熊肉そばは肩肉なのだが、松石の公式X(@matsuishi_soba)によると、少量しか入手できず数量限定となっているこの熊肉そば。肩肉が完売したらバラ肉の提供を開始するという。部位を明確にしていて入れ変わりというのもジビエ料理において地味に珍しい。バラ肉の味も気になるところだ。
