現地時間1月13日(日本時間14日、日付は以下同)、ミルウォーキー・バックスは本拠地ファイサーブ・フォーラムでミネソタ・ティンバーウルブズと対戦するも、106-139で大敗を喫した。
屈辱的な敗北だった。第1クォーターから20-38と出遅れると、前半終了時点で45-76と大量31点のビハインドを背負い、そのまま第4クォーターの大半がガーベッジタイムに。
エースのヤニス・アデトクンボは25得点をマークしたが、彼以外に15得点以上を記録した選手はおらず、孤軍奮闘も空しくブローアウト負けとなった。
何より屈辱的だったのは、ホームゲームながら観客からブーイングを浴びたことだろう。この試合が始まる前の時点の成績は17勝22敗(勝率43.6%)で、プレーイン圏外のイースタン・カンファレンス11位。ただでさえフラストレーションの溜まるシーズンな上、本拠地で不甲斐ない戦いぶりを見せられては、地元ミルウォーキーのファンがブーイングするのも無理からぬ話だろう。
そんなファンからの心ない声に、強い反発心を見せたのがヤニスだった。第3クォーター開始直後、倒れ込みながらシュートを決め切ったエースは、起き上がりざまに観客席へ両手の親指を下に向けたジェスチャーを示し、「Boo!!」と言い放つなどファンにまさかのブーイング返し。
試合後、記者からこの件について聞かれたヤニスは、「これまでホームのファンからブーイングを受けた記憶はない」と切り出し、こう続けた。
「間違いなくブーイングで応酬したよ。ブーイングされたら、俺もブーイングし返す。今シーズン、ずっとそうしてきた。君たち(記者)はアウェーゲームに同行してないだろ?ブーイングされたら、必ずブーイングで返すんだ」
これまでも、敵地でブーイングを受けた際はやり返してきたというヤニス。だが「今回はホームゲームだけど」と記者から問われると、「いや、関係ないね」と返し、ブーイングにホームもアウェーもないと語った。
「俺はチームメイトのために、そして自分自身と家族のためにバスケをしている。俺を信じない連中とは、一緒にいるつもりはない。むしろ敵対するね。こんな経験は初めてだし、フェアじゃないと思う。
でも、誰もが自分のやりたいことをやる権利がある。彼らの振る舞いについて、とやかく言うつもりはない。そして、13年もここでプレーし、あらゆる部門で(球団の)歴代スタッツリーダーである俺に、コート上でどう振る舞うべきかを誰かに言われる権利もないと思うよ」
トレードの噂の渦中にありながら、「このチームと街のために戦う」と移籍を否定したヤニス。だが、いくらチームが低迷しているとはいえ、ファンが不義理を働くようなことが続くならば、チーム一筋のエースも愛想を尽かせて出ていってしまうかもしれない。
構成●ダンクシュート編集部
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