・足湯回廊
延々と続く足湯、足湯、足湯……左右どちらのルートからでも入れるが、ぐるりと一周できるわけではなく、途中で折り返すスタイルになっているようだ。
木の香りがほのかに漂う回廊は雰囲気も抜群で、窓からは自然光が差し込み開放的。ただただ気持ちいい楽園的空間である。
実際に私は足湯と読書を40分ほど楽しんだのだが、まったく飽きることはなかった。座って腰を落ち着ければ、身も心もじんわりと癒されていく。
一方で歩きながら足ツボを刺激している方も多い。説明曰く「がくがく」「ぐりぐり」「ちくちく」など、6つの異なる刺激を与えるゾーンで足裏マッサージできる仕組みだという。
なお、真ん中に長い手すりが設置されているから「座る人」と「歩く人」が互いに邪魔になることはない。
それぞれ思い思いのスタイルで足湯を楽しめるのがポイント。なんといっても、毎分90リットル湧出(ゆうしゅつ)する約60度の豊富な温泉を、加温・加水することなく源泉かけ流しで堪能できるのは非常に贅沢である。
さらに突然
ブシャーーッ!!!!
中央の鏡池でゴボゴボと音が鳴った直後に温泉の噴水が吹き上がった。どうやらただの池ではなく「温泉霧」と「間欠泉」の演出が仕込まれているらしい。
落ち着いた雰囲気の中で突如として現れる爆発音 & 噴水にのんびり系ユーザーは度肝を抜かれることになるだろう。
・飲める
ひと通り足湯を堪能した後は、敷地内の「飲泉堂」へ。ズバリ新鮮な温泉をそのまま飲めるスポットだ。
紙コップに注いで実際に飲んでみると……マジで温泉、けっこう熱い。とはいえ、そこまで鉄や硫黄の主張はなく意外と飲める。
足だけではもったいない上質な温泉だから飲んでおくべし。案内板曰く、消化器病や便秘などに効果があると言われているらしい。もちろん飲み過ぎは禁物だ。
