ロサンゼルス・クリッパーズの今シーズンを見限るのは、時期尚早だったかもしれない。
今季のクリッパーズは、クリス・ポールやブラッドリー・ビール、ジョン・コリンズなど各ポジションにタレントを加え、開幕前は優勝候補の一角に挙げられた。
しかし蓋を開けてみれば、シーズン最初の約2か月間で、6勝21敗(勝率22.2%)と惨憺たる結果に。ビールは股関節の手術でわずか6試合でシーズン終了、大ベテランのポールとは決別と悪いニュースばかりが続き、早くも優勝の目は潰えたかと思われた。
それでも、チームはここから驚異の快進撃を披露。現地12月20日の勝利(対ロサンゼルス・レイカーズ)を皮切りに、13試合で11勝をあげ、序盤戦の暗黒ムードを払拭している。
この1か月弱の間、11勝2敗という成績はリーグNo.1。それまで112.8でリーグ23位だったオフェンシブ・レーティングも122.1で1位、ディフェンシブ・レーティングも26位(118.9)から7位(111.8)と、別チームかのように生まれ変わっているのだ。
チームを復活に導く2枚看板も絶好調だ。
カワイ・レナードは11月に約3週間戦列を離れたが、11月23日に復帰して以降は一度も欠場がなく、現在22試合連続20得点以上を継続中。12月28日にはNBA15年目にして自己最多の55得点を叩き出すなど、平均得点もキャリアハイの28.2点をマークする。
さらに平均スティール(2.23本)、フリースロー成功率(94.1%)の2部門でリーグ1位と、34歳の元オールスターは往年の輝きを完全に取り戻している。
36歳のジェームズ・ハーデンも、ここまで欠場は3試合とほぼフル稼働しながら、平均25.6点、8.0アシストを奪取。
得点は自身が最後に得点王に輝いた2019-20シーズン以降では最も高く、今季平均25点&8アシスト以上を残すリーグ4人のうちの1人となっている(ほか3人はルカ・ドンチッチ、ニコラ・ヨキッチ、ケイド・カニングハム)。
最新の1月14日の試合でも、2人の活躍でシャーロット・ホーネッツ相手に前半で最大24点差をつけるなど圧倒。後半に1点差まで迫られたものの、この日キャリア最多に並ぶ7本を沈めたレナードの3ポイントで突き放し、連勝を4に伸ばした。
クリッパーズは現在17勝23敗(勝率42.5%)でウエスタン・カンファレンス11位。この快進撃が始まる頃、タロン・ルーHC(ヘッドコーチ)は「(最終的に勝率5割になるよう)残りの試合で35勝20敗を目指す」と語っていたが、その目算を大幅に上回るペースで白星を積み重ねている。
構成●ダンクシュート編集部
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