ミラノ・コルティナ2026パラリンピック冬季競技大会に臨む日本代表に向けた“応援のチカラ”を集めるプロジェクトがいよいよクライマックスを迎えようとしている。障がいのある子どもたちが制作協力した作品には、どんな思いが込められているのだろうか。
”応援のチカラ”アートとは
“応援のチカラ”プロジェクトの”応援のチカラ”アートは、東京都立墨東特別支援学校の児童・生徒が「応援」をテーマに描いた絵“応援のチカラ”のタネを、アーティストで俳優の香取慎吾さんがコラージュして完成させる企画だ。パラリンピック本番を控えた2月に「贈呈式」で披露される。
墨東特別支援学校小学部に通う渡邊英瑠さん(左/5年生)、西直哉さん(右/4年生)は、11月の“応援のチカラ”プロジェクトキックオフイベントにも参加photo by Atsushi Mihara
校内に設けられた展示スペース
“校舎を美術館に”──プロジェクトに協力した墨東特別支援学校は、かねてより芸術に力を入れている学校だ。
肢体不自由の子どもたちが通う墨東特別支援学校photo by TEAM A
副校長の大橋智さんは、こう語る。
「スポーツや芸術……児童・生徒の好きなことはそれぞれ違いますが、何か一つで活躍できたり、これをやり遂げたという達成感が味わったりできるように、授業で制作した作品をスロープ周りに展示しています。制作物が学校に展示されることで、子どもたちが喜びを感じることができれば、自己肯定感の向上につながるのではないでしょうか」
額に入れられた作品は、タイトルに加えて「アーティスト名」や手法の情報も添えられて、厳選された約20点が数ヵ月にわたって展示される。こうして小さなアーティストたちの創作意欲は刺激され、アイデアや思考をカタチにする表現力が養われてきた。
車いすでスロープを昇り降りする日常の中にアートが溶け込んでいるphoto by TEAM A
