年が明けても関西国際空港第2ターミナルの混雑が、なかなか解消されない。韓国、台湾、タイなどからの訪日客が増加していることが影響しているとみられる。時間帯によっては日本人の出国・帰国客よりも、観光を終えて母国へ戻る外国人旅行者の姿が目立ち、ターミナル内が混雑する。
第2ターミナルはピーチ・アビエーションのほか、ジェットスター・ジャパンや春秋航空日本(スプリング・ジャパン)など、主に国内LCCが発着している。関空全体ではチェジュ航空をはじめ、ティーウェイ航空、ジンエアー、エアプサンといった韓国系LCCや、台湾、東南アジア方面の路線が多く、インバウンド需要の高まりが空港全体の混雑に影響を及ぼしている。そしてこうした流れは、第2ターミナルの利用環境に波及しやすい構造となっている。
もともとLCCでは、チェックイン開始が出発2時間前とされるケースが多いが、混雑状況を踏まえ、2時間半から3時間前にカウンターを開ける航空会社が出てきている。それでも時間帯によっては行列ができ、利用者の負担が増しているようだ。とある利用者が言う。
「年明け最初の出張でタイのバンコクに行くことになり、2時間半前に空港へ着いたのですが、チェックインカウンターにはすでに長い列ができていました。並んでからチェックインできるまで、1時間ほどかかりましたよ」
混雑に拍車をかける要因に、手荷物規制がある。LCCでは機内持ち込みの重量制限が厳しく、7キロ前後に設定されている航空会社が多い。預け荷物についても合計重量ではなく「1個あたり何キロまで」と定められる場合があり、慣れていない利用者は戸惑うばかりだ。
海外では柔軟な対応を受けた経験があるという声もあるが、日本では規定に沿った対応が徹底されており、カウンター前で荷物を詰め直す乗客の姿を見ることは珍しくない。
インバウンドが好調な一方で、混雑が常態化しつつある関空第2ターミナル。当面、余裕を持った行動が求められる。
(旅羽翼)

