【不倫ドキュメント・ファイル~なぜ禁断の恋をするのか?】

(写真:iStock)
世の中、不倫の話題で持ちきりだ。2024年に実施された調査によると、既婚男性の約2人に1人、既婚女性の約3人に1人が婚外恋愛経験者だという。SNSやマッチングアプリが普及し、不倫のハードルは下がる一方。しかし、その裏にある人間の欲望と自己演出には注意が必要だ。
ワイドショーの定番、それは芸能人の不倫騒動。謝罪会見に活動休止──愛に溺れた代償はあまりにも重い。
世間が「不倫=絶対悪」と決めつけるなかで、それでも、人はなぜその扉を開けてしまうのか。禁じられた恋に身を投じる不倫の背景をCA、モデル、六本木のクラブママの経歴を持ち、数々の人間模様を見てきた筆者が読み解いていきたい。
【読まれています】49歳女「28歳の彼は可愛いペットです」閉経後に酔いしれる甘美な恋愛。“結婚”以上に求めあえるもの
交際3年目の別れ

社内でも評判の女性(写真:iStock)
年末年始は、不倫という関係の曖昧さが、否応なくあらわになる時期でもある。思いもよらない現実を突きつけられた人も、少なくないだろう。
今回、ご紹介するのは「不倫3年目」にして、突然の別れを告げられた男性の話だ。取材に応じてくれたのは、輝明さん(45歳・広告代理店/妻子あり)。
「不倫相手は、部下の冴子(28歳/独身)です。別部署から配属された時、『スタイルが良くて綺麗な子だな』と目を奪われました。
仕事もできてリーダーシップもある、社内でも評判の女性。まさか、自分が彼女と男女の仲になるなんて思ってもいませんでした」
2人は同じチームで手がけたプロジェクトの成功をきっかけに、関係を持った。
彼女の本音から目をそらしていた

彼女の自宅マンションで(写真:iStock)
「僕には家族がありますから、デートは彼女の自宅マンションが中心でした。社内では徹底して距離を保ちましたね。
嬉しかったのは、『輝明さんがいつでも来られるように』と合鍵を渡してくれたこと。僕が早く仕事を終えた日は、スーパーで買い物をして、彼女の部屋で夕食を作って待つこともありました。
泊まることはありませんが、『輝明さんと一緒の時間が一番幸せ』と甘えてくれる――そのたびに愛おしさが募り、気づけば3年です。今思えば、彼女の『女としていちばん大切な時期』を独占していたんでしょうね」
そう語り、輝明さんは視線を落とした。
「冴子は、将来の話をすることがありませんでした。僕はそれに甘えていた…彼女の本音から目をそらしていたんです」
