爆発的に注目度を集めているラーメン屋がある。それは「箕輪家 本店」(東京都中野区中野5-53-2)。当初、家系ラーメン屋として開店した箕輪家だったが、家系にとらわれない絶品ラーメンを次々とクリエイトし、いまやオールマイティな絶品ラーメン屋としての地位を確立しつつある。
ラーメン屋「箕輪家」で実際に食べて美味しかったラーメン5選
そこで今回、筆者が実際に食べて美味しいと感じた、箕輪家のラーメン5選をお伝えする。ちなみに箕輪家は「おいしくなるのであれば味をどんどん進化させていく」というタイプのラーメン屋である。つまり、日々、味が変化している可能性がある。よって筆者の感想は「あくまで食べた当時の感想」であり、現在はさらに美味しくなっている可能性がある。
また、名称が変更されたラーメンや終売となったラーメンもあるかもしれないので、事前に要チェックだ。
箕輪家の箕輪家ラーメン
ダルビッシュ有さんが絶賛したラーメンということで、期待を高めつつズズッとスープをすする。……うまい。しっかりうまい。海苔がたくさん。これ地味に嬉しい。海苔がオマケ程度にしかないと「あってもなくてもいい存在」にも思えるが、海苔4枚か5枚くらい入ってて良き。
しかも大判。この海苔で麺を包んで食べる。ズズッとはすすれない。だがそれがいい! 海苔という生地で包んだ麺を食べる感じが良き。うまい。
スープのコクがすこぶる強い。濃い。アブラの影響だろうか。これは鶏脂だろうか。とにかくハマったのが「スープとアブラがシミシミになったほうれん草」。あまりにもスープがしみ込んだほうれん草がおいしすぎて、ほうれん草をトッピングして増量すればよかったと思ったほど。
箕輪家のまるじろうラーメン
まず、アブラカタマリがたっぷりのったヤサイを食べる。んんっ!? なんかこれ! なんかこれ違う! なんかこれ、なんかこれ、なんかこれウマイぞこれ! 最初の衝撃が麺ではなくヤサイからやってくるとは思わなかった。とにかくヤサイがディープにウマイのである。
ラーメン二郎インスパイア系のラーメンは世の中に星の数ほどあるが、プレーンな状態のヤサイが盛られているだけのパターンがほとんどだ。しかし箕輪家のまるじろうは違った。大げさではなく、本気で「心からスゲーうまいヤサイ」なのである。なので最初に「なんかこれ違う!」と感じたのである。「他店と違うパワフルな旨味がヤサイにある」と思ったわけだ。
その理由、きっとアブラ。濃密な濃い旨味と、上品な甘味がシンクロ率100%ともいえる完璧さでアブラに含まれていて、それが徹底的に染み込んだヤサイだから激ウマなのだろう!!
箕輪家のにんにくまるちゃんラーメン
目視で確認できるだけで10個以上の揚げニンニクが含まれていた。さらにニンニクは揚げニンニクだけではない。フレッシュな刻みニンニクも大量に山盛りなのである。まさにニンニクによるニンニク好きのためのニンニクラーメンであり、ニンニクが好きならば絶対に喜ぶラーメン。
ニンニクだらけの湖面に沈む麺をサルベージ。湯気とともに、ニンニクの薫りが立ち昇る。すさまじいニンニクの存在感! 麺はツルツルでなめらか系。ズズッとすすって驚き! 超絶ニンニクでパワフルそうなのに、スープがからんだ麺は極めて上品かつ旨味濃厚で甘美! 単にニンニクの力で強引に引っ張るラーメンじゃない! 奥深い! うっめええええ!!
揚げニンニクは完全に食材そのものの味! それだけをずっと食べ続けると厳しいものがあるが、濃密濃厚なコクと旨味のスープとともに揚げニンニクを食べれば、ピュアなニンニクの味がスープに新たなおいしさを付加してイイ感じに着地。
このラーメン、驚きはまだまだ続く。揚げニンニク、目視で確認できた十数個は氷山の一角だったのだ。丼の底に、さらに大量のニンニクが沈んでいるのだ! 箸でつまんで食べても、レンゲですくって食べても、ニンニクが姿を現す! 減らない! ずっとニンニク!! リミッター解除しすぎ!
箕輪家の冷やし中華
冷やし中華は驚くほど具だくさん。カニカマ、とびっこ、キュウリに玉子、そして深紅の揚げ玉。具、具、具だらけ。そしてチャーシューがガッツリ大サイズで嬉しい。まずは勢いよく、麺をズズッとすする! 深紅の揚げ玉がサクサクカリカリしててウマイ! ヤヴァ楽しい! 楽しいしうんまい。
ちなみにこの冷やし中華、麺は刀削麺というこだわり。かなりコシが強く、食感が楽しい仕上がり。そこに優しいテイストのゴマ!? ゴマかっ!? そして豚骨かっ!? ディープな奥深いコクを楽しませながらも、テイストが極めて上品。まったく大味ではないし、飽きないし、ずっと包まれていたい包容力のある旨味。いつまでも食べていたくなる味。
店主のまるちゃんによると、卓上の御酢とマヨネーズをかけても美味とのことだった。実際にかけて食べてみたが、これがもうウマイ。極まったマッタリ感に心から感動。
箕輪家の熟成豚骨ラーメン
スープが極まったオーラを放っている。このふわっとした泡立ち、そして「熟成」という名称を具現化したかのようなパワフルで芳醇な薫り。油膜で満たされたラーメンは多々あるが、ここまでキメが細かい泡で覆われたラーメンは極めて稀である。泡の密度が濃い。徹底的に濃いから、丼内で泡がひしめき合っている。泡で「層」「厚み」ができている。
……そして、食べて感動。なんなんだこれは。なんなんだ。限界突破した芳醇なる心地よい薫りとともに、濃密な旨味世界が味覚に広がる。そして、そのテイストのベースに、あまりにも甘美なる「苦味」の存在を感じる。
そう、熟成豚骨ラーメンの魅力は、この極まった苦味と全体のバランスだと強く感じた。この苦味を生かす、黄金比率な食材バランスで構成されていると確信。シンプルにいえば、うまい!
箕輪家鶏 西荻窪店のラーメンもウマイ
あまりにも美味しいラーメンが楽しめる箕輪家だが、鶏に特化したラーメン屋「箕輪家鶏 西荻窪店」(東京都杉並区松庵3-32-11)も激しくウマイ。箕輪家鶏のラーメンを食べて「箕輪家のライバルは箕輪家鶏」「箕輪家鶏のライバルは箕輪家」と感じたほどウマイ。
もちろん、人によって味覚は違うので、全人類が箕輪家を受け入れるかどうかはわからないが、そうだとしても、高評価を与えている人が多いのは事実。そして筆者も実際に食べて、その美味しさに感動した一人なのだった。
