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X、API改定しリプライ浄化 報酬目当ての投稿アプリを出禁

X、API改定しリプライ浄化 報酬目当ての投稿アプリを出禁

ニキータ・ビア氏の投稿

 SNS「X」が、ここ最近リプライ欄を埋め尽くしていた「意味不明な“ヨイショ”投稿」に、ついにメスを入れました。

 Xは開発者向けAPIのルールを改定し、投稿することで報酬が発生するタイプのアプリの利用を禁止しました。

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■ 「素晴らしい意見ですね!」など本文とはズレまくりのポスト

 問題視されたのは、いわゆる「InfoFi」と呼ばれる、投稿すればするほど報酬が得られる仕組みです。このモデルが、投資や金融、ビジネス、副業系の話題を中心に広がっていました。

 ユーザーが投稿すればするほど報酬がもらえるため、「内容はともかく数を打てばいい」という発想が広がり、AIが量産した定型文や、誰にでも同じことを言うリプライが大量発生していたのです。

 たとえば「素晴らしい意見ですね!」「この件について皆さんはどう思いますか?」「最近のトレンドとも一致しています」「この情報を共有してくれて感謝します」などなど、敬語が丁寧すぎたり、会話が成立していなかったりするのが特徴です。

 特にテック、仮想通貨、AI、投資系の話題に多く出没していました。最近のリプ欄を見て「お前は何を言っている……」となった人はきっと多いはずです。

■ 既に対象アプリのAPIアクセスを停止済み

 この方針を明らかにしたのは、Xのプロダクト責任者を務めるニキータ・ビア氏(Nikita Bier)です。同氏は1月16日、自身のXアカウントで、こうしたアプリは今後認めない方針を示しました。

 Xはすでに対象アプリのAPIアクセスを停止しており、ビア氏は「ボットがもう稼げないと気づけば、状況は良くなる」とコメントしています。

 さらに投稿には、もし開発者アカウントが停止された場合、Metaの「Threads」や、分散型SNSとして注目を集める「Bluesky」への移行を支援する、という一文も添えられていました。API停止の告知としてはやや異色で、皮肉なのか本気なのか、気になるところです。

 そもそも、Xの幹部が他社SNSの名前をここまでストレートに挙げるのは、かなり珍しい事例です。一方でビア氏の経歴を振り返ると、匿名SNS「tbh」を立ち上げてFacebook(現Meta)に売却したほか、「Gas」というアプリをDiscordに売却するなど、プロダクトを次のプラットフォームへと橋渡ししてきた実績を持っています。AI関連企業にも複数関わっており、業界内の人脈という点では、あながち絵空事とも言い切れません。

 とはいえ、この件は一般ユーザーにとっては直接関係のない話です。ひとまずは、リプ欄の治安悪化に疲れていた人たちにとって、今回のAPI停止は朗報となりそうです。

 果たして、タイムラインからボット投稿は減るのでしょうか。それとも、別の形で復活するのでしょうか。

 X民の観測は、まだまだ続きそうです。

<参考・引用>
Nikita Bier(@nikitabier

Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By おたくま編集部 | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2026011604.html

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