最新エンタメ情報が満載! Merkystyle マーキースタイル
「ベクトルを前に」宇佐美貴史が語るガンバ大阪の新スタイル。指揮官の印象は?「選手にリスペクトを持って接してくれてます」

「ベクトルを前に」宇佐美貴史が語るガンバ大阪の新スタイル。指揮官の印象は?「選手にリスペクトを持って接してくれてます」


 ガンバ大阪はダニエル・ポヤトス監督が3シーズンを率いた体制に区切りを打ち、ドイツ人のイェンス・ウィッシング新監督を迎えた。

 百年構想リーグという半年間の特殊なレギュレーションで、ガンバの場合はラウンド16に勝ち進んだACL2を並行して戦うが、2026-27シーズンに向けた「再設計」の期間として位置づけられている。

 イェンス監督の就任に伴い、スペシャルアドバイザートゥザヘッドコーチのヨルン・エリック・ヴォルフ、アシスタントコーチのハリー・プファル、フィジカルコーチのティモ・ローゼンベルグが入閣。留任の遠藤保仁コーチらと新監督を支えていくことになる。

 これまでキャプテンを務めてきた33歳の宇佐美貴史も「全員ゼロからのスタート」と主張する環境で、ガンバはいかなる進化をしていくのか。

「ビジュアルもすごく爽やかですし、英語を喋ってくれるので。すごく選手にリスペクトを持って接してくれてます」

 宇佐美はイェンス監督の印象をそう語るが、トレーニングに関してはプロのキャリアで最も厳しい部類であるという。もちろん、ユースから昇格したばかりの頃はプロの身体作りをしていく段階の厳しさはあったはずだが、宇佐美は「メニューで言うと一番きつい」と認める。

「タイムスケジュールも違います。一日の流れが。もう、ほぼほぼ空き時間はないです」と宇佐美。朝は筋トレから始まり、昼食を食べてから、練習前に再び筋トレといった具合に身体を追い込んでいる。グラウンドでも常に強度の高いものを求められる。
 
 それでも納得して取り組めるのは「きついメニューはやってるんですけど、こうこう、こういう理由があるから、この練習メニューをしっかりやってほしいと伝えてくれるので。選手は頑張ってやろうという気持ちになる」からだ。宇佐美は空き時間に、持参した4種類のお茶を飲むのが、一日の最高の楽しみであるという。

 現在は心も身体も充実して取り組めているが、「もう常にサッカー、サッカーという感じで、1個1個の練習メニューの強度も高い。元気はもう少しでなくなっていく。そう予言しておきます」と笑う。

 新監督が目ざすスタイルを宇佐美の言葉で簡単に表現すると「ベクトルを前に」となる。高い位置からプレッシャーをかけて、奪ったボールを間髪入れずに前へ運んで、ゴールを目ざしていく。常に最優先は相手ゴール。ただし、ロングキックを多用するわけではなく、ゴールにベクトルを向けるなかで、必要ならボールを動かして相手の守備を外していくビジョンもセットで掲げられているようだ。

 チームは1月7日に始動し、12日から沖縄キャンプがスタート。4日目となる15日にはFC町田ゼルビアと35×3本のトレーニングマッチを行なった。山下諒也の得点などで、トータル3-2で勝利したが、宇佐美は「フルピッチでやるのは初めてなので。1回でうまくいく事はないですし、トライというのをしっかりと繰り返しながら、時間をかけて身につけていくものだと思う」と話す。それでも町田を相手に、イェンス監督の掲げるサッカーの方向性を垣間見ることはできた。

 3本それぞれのメンバーを見ても、層の厚さは感じられる。メンバーは昨シーズンからほぼ継続だが、攻撃的なポジションでは横浜F・マリノスから植中朝日が加入し、FC岐阜からレンタルバックの中村仁郎や高卒2年目の名和田我空なども、良いアピールをしていた。
 
 ガンバの象徴的な存在である宇佐美でさえも、決して安泰と言えないが、これまでの実績に関係なく、フラットな競争からポジションを勝ち取っていく環境というのは、現代フットボールにコミットできる選手として、再構築するチャンスとも言えるかもしれない。

 今のところ、チームキャプテンなどは何も分からないという。宇佐美も試合に出るために、イェンス監督のスタイルに自分をマッチさせることで、まずは試合に出るための評価と信頼を獲得するために、年齢に関係ない競争に身を投じている。
 
「試合に出れば、結果は残せると思う。まずはそこから」と宇佐美。もちろん、改めてキャプテンやリーダーグループにアサインされれば、取るべき立ち位置も変わってくるが、役割に関係ない当たり前のリーダーシップは示しながらも、一人の選手として、プロ1年目のような気持ちでチャレンジしていく心構えはできている。

 百年構想リーグからと言っても、ガンバの場合はACL2の戦いがある。優勝すればACLエリートの出場権が得られる大会でもあり、宇佐美も「そこは全然違った戦いになると思うので。本当にタイトルを獲る」戦いに挑んでいくことになるが、まずは2月7日にセレッソと激突する大阪ダービーで、ガンバがどんな姿を見せるのかに注目したい。

取材・文●河治良幸

【画像】日向坂や乃木坂の人気メンバー、ゆうちゃみ、加護亜依ら豪華タレント陣が来場、Jリーグのスタジアムに華を添えるゲストを特集

【画像】長澤まさみ、広瀬すず、今田美桜らを抑えての1位は? サカダイ選手名鑑で集計!「Jリーガーが好きな女性タレントランキング」TOP20を一挙紹介

【記事】「大谷翔平って何であんなに凄いの?」中村俊輔の素朴な疑問。指導者としてスーパースター育成にも思考を巡らせる
配信元: SOCCER DIGEST Web

あなたにおすすめ