マクラーレンが、2026年のリザーブドライバー及び育成プログラムについて発表。リザーブはパトリシオ・オワードとレオナルド・フォルナローリの2人体制となることが明かされた。
昨年F1でダブルタイトルを獲得したマクラーレンは、同年12月にFIA F2チャンピオンを獲得したフォルナローリと契約。ドライバー育成プログラムに迎え入れた。フォルナローリは昨年からリザーブを務めるオワードと共に、レギュラードライバーのランド・ノリスとオスカー・ピアストリの不測の事態に備えることになる。
フォルナローリは2024年にFIA F3で、2025年にF2でチャンピオンに輝いた、今最も勢いのある若手ドライバー。特に安定感の高さが評価されている。マクラーレンによると、フォルナローリは契約の一環として、「育成を目的とした集中的なテストとシミュレータのプログラムに取り組む」という。
フォルナローリは次のようにコメントを寄せた。
「マクラーレン・ドライバー育成プログラムの一環として、マクラーレン・マスターカードF1チームでリザーブドライバーという役割を担えることを非常に嬉しく思う」
「僕のキャリアにとっても、次なるエキサイティングなステップだ。チャンピオンを獲得している成功したチームに貢献できることを楽しみにしている。この機会を与えてくれたザク(ブラウン/CEO)、アンドレア(ステラ/チーム代表)、アレッサンドロ(アルンニ・ブラビ/ビジネス統括)に心から感謝したい」
一方で2026年もアロー・マクラーレンのドライバーとしてインディカー・シリーズに参戦するオワードは、インディカーのスケジュールが許す範囲でリザーブ業務を務め、フォルナローリを補佐する形となる。
オワードはこう述べている。
「NTTインディカー・シリーズでの活動と並行しながら、マクラーレン・マスターカードF1チームのリザーブドライバーとしての役割を継続できることを嬉しく思う」
「ここ数年、F1マシンのテストやドライブを通して非常に多くのことを学んできたので、さらなる成長と発展を楽しみにしている」
マクラーレンはフォルナローリとオワードに加え、2026年の育成ドライバーとして、クリスチャン・コストーヤ、マッテオ・デ・パロ、エラ・ハッキネン、エラ・ロイド、エラ・スティーブンス、ドリス・ファン・ランゲンドンク、リチャード・フェルシュホーがラインアップされると発表した。
昨年までF2に5シーズン参戦したフェルシュホーは、フォルナローリと同じタイミングでマクラーレン育成入りが発表されたが、彼は今季ヨーロピアン・ル・マン・シリーズでLMP2マシンをドライブする予定。これは、マクラーレンが2027年に予定しているWEC(世界耐久選手権)ハイパーカークラス参戦に向けた準備の一環と見られる。
その他のドライバーで最もF1に近い位置にいるのが、F3に強豪トライデントから参戦するデ・パロ。彼は昨年フォーミュラ・リージョナル・ヨーロッパ選手権で好成績を収めた。ベルギーの逸材ファン・ランゲンドンクは今季からシングルシーターへ本格的にステップアップし、イギリスF4に参戦する。コストーヤもヨーロッパのF4選手権に参戦予定だ。
そして女性ドライバーも3人おり、ロイドとスティーブンスはF1アカデミーでマクラーレンのドライバーとして参戦。2度のF1世界王者ミカ・ハッキネンの娘であるエラ・ハッキネンは、2027年のレース参戦を見据えてF4のテストプログラムを行なう予定となっている。
マクラーレンの最高ビジネス責任者であるアレッサンドロ・アルンニ・ブラビは次のようにコメントした。
「2026年に向けたレースおよびテストプログラムと並行して、ドライバー育成プログラムのラインアップについて発表できることを嬉しく思う」
「レオナルドが育成の一環としてマクラーレン・マスターカードF1チームのリザーブドライバーに昇格するのは素晴らしいことだ。またパト・オワードも引き続きこの役割を担う。今回選出された9名のドライバーはいずれも非常に才能豊かであり、我々の育成システムが健全であることを示している」
「F1、インディカー、そして今後参戦予定のWECに向けて、あらゆる分野でプロフェッショナルドライバーを育成していく中で、今シーズンの彼らの成長を見るのを楽しみにしている」

