スマックダウンが現地時間26日、フロリダ州オーランドで行われ、コーディ・ローデスがランディ・オートンの加勢でブロン・ブレイカーとブロンソン・リードを蹴散らした。
コーディは9・20『レッスルパルーザ』でドリュー・マッキンタイアを退け、統一WWE王座を防衛。10・11サウジアラビア大会『クラウン・ジュエル』で世界ヘビー級王者セス“フリーキン"ロリンズとの王者対決が決まった。
この日、オープニングにロリンズ率いるザ・ビジョンの一員であるポール・ヘイマンが登場。コーディを「なんちゃって二番手王者」呼ばわりし、リードがローマン・レインズを欠場に追い込んだことを勝ち誇り、ブレイカーを「2030年代から40年代のWWEをけん引する男」と称えた。
そこへコーディがベルトを携え、スーツ姿で現れた。「コーディ!」チャントの大合唱の中、「レッスルパルーザのハイライトは見たか? お前ほどの策士はいない。お前はかき回すのが大好物だ。選手も混乱している。そこで聞きたい。ブロック・レスナーについてだ」と問いかけた。
ヘイマンは『レッスルパルーザ』でジョン・シーナと対戦したブロック・レスナーの前に現れ、リングアナの代わりにレスナーをコールした。かつて共闘関係にあった二人の関係復活をにおわせる、その場面をビジョンに映させたコーディは「何かが引っかかる。俺はレスナーをお前ほどは知らない。だが、この表情は何だ? これが一夜限りの顔か? 具体的に言おう。今のお前は誰だ? 預言者か? ワイズマンか? それとも代理人か?」とレスナーとの関係を問いつめた。
するとヘイマンは「ブロック・レスナーの件をこの私にぶつけますか? あなたもみんな知っているでしょう? ブロック・レスナーがいたら全員が危険です。いい知らせです。ブロック・レスナーは本日はいません」と返答。するとビジョンのリードとブレイカーがやってきて、コーディの前に立ちはだかった。
コーディが「お前たちは危険で業界の未来だと言われている。全てを受け継ぐとな。ブロンは『将来レッスルマニアのメインを張る』とヘイマンに言われた。ブロンソンにも同じことを言っている。そんなお前に助言だ。ポール・ヘイマンは誰に忠実か? 一つ言えるのはお前じゃない」とブレイカーに向かって言い放った。
いきり立つブレイカーはタンクトップを引き裂き、上半身裸になって臨戦態勢に。するとコーディもジャケットを脱ぎ、腕時計を外すと「喧嘩したいか? たぶん悪手だろうが構うもんか」とリードとブレイカーに殴りかかった。リードの串刺しボディアタックもブレイカーに誤爆させ、クロスローズの構えに入った。
これはブレイカーがフライングラリアットを見舞って阻止。リードと二人がかりでコーディを暴行し、ブレイカーがスピアーの構えに入った。が、ここでオートンがやってきた。迎撃にかかったリードにパンチを連打したオートンは、バリケードに叩きつけると、リングに飛び込み、ブレイカーにもパンチ連打を浴びせた。RKOはブレイカーが阻止したが、次の瞬間、オートンはリングに戻ってきたリードにRKOをさく裂。コーディもラリアットでブレイカーを場外に叩き落として蹴散らした。
今回のスマックダウンの模様は日本国内ではABEMAにて放映された。

