現地時間1月15日(日本時間16日、日付は以下同)、メンフィス・グリズリーズとオーランド・マジックがドイツへ遠征し、『NBAベルリンゲーム2026』に臨んだ。試合は第2クォーター途中に20点ビハインドを背負ったマジックが巻き返し、118-111で逆転勝利を収めた。
マジックではパオロ・バンケロが26得点、13リバウンド、4アシスト、4スティール、アンソニー・ブラックが21得点、6リバウンド、7アシスト、デズモンド・ベインが13得点、5アシスト、2ブロックを記録。
さらに、ドイツ出身のヴァグナー兄弟の弟フランツが足首捻挫から復帰して18得点、9リバウンド、兄モリッツが7得点、4リバウンド、トリスタン・ダ・シルバが8得点、4リバウンド、4スティールの活躍を見せた。
一方のグリズリーズはジャレン・ジャクソンJr.がゲームハイの30得点に2スティール、2ブロック、サンティ・アルダマが18得点、5リバウンド、セドリック・カワードが17得点、2ブロック、GG・ジャクソンが15得点、ヴィンス・ウィリアムズJr.が10得点、4アシストを記録。
ただし、エースガードのジャ・モラントは右ふくらはぎ打撲のため、6戦連続で欠場となった。
もっとも、チームには同行していて、14日の会見にも登壇。26歳のオールスターは、9日に『ESPN』のシャムズ・シャラニア氏がリポートした、グリズリーズが自身に関するトレードのオファーを検討し、見返りに若手とドラフト指名権を求めているという報道について、「受け入れるしかない」とコメント。
2月5日のトレード・デッドライン後もグリズリーズに残っているかという問いには、「次の質問だ」と明言を避けた。
グリズリーズファンからの反応について問われても、モラントは「気にすべきなのは他の誰かの反応ではなく、俺自身がどう感じているか。自分のリアクションの方が重要だと思う」と返答するにとどめた。
現状で、モラントの移籍先候補にはマイアミ・ヒート、サクラメント・キングスなどが挙がっている。2019年のドラフト全体2位で指名した生え抜きスターがトレードされることになれば、グリズリーズにとってひとつの時代が終わることになる。 これまでモラントは、ケガによる中長期的な離脱に加え、インスタグラムのライブ配信中に拳銃をチラつかせたことで2度の出場停止処分を受けるなど、トラブルメーカーとしての一面も見せてきた。
一方で、健康体のモラントが繰り出すプレーは誰もが目を見張るものなのは事実。滞空時間の長い跳躍から空中で相手をかわして決めるレイアップやダンクはハイライトシーンを彩り、鋭いパス捌きでも観衆を魅了する。
ベルリンゲームではマジックのブラックが4人に囲まれながら強烈なダンクを炸裂させて会場を盛り上げたとはいえ、モラントの超絶プレーを見たかったファンも多かったことだろう。
グリズリーズとマジックは、18日にイギリスにて『NBAロンドンゲーム2026』も組まれており、モラントには次戦で復帰する可能性も残されている。
NBAコミッショナーのアダム・シルバーも、この男の戦列復帰に期待を寄せていた。
「彼が世界中で絶大な支持を得ていることは理解しています。今夜彼がプレーできればいいのにと思っていました。私は、彼が日曜のロンドンゲームではプレーできると、今でも期待しています」
チームやリーグ、そして何より世界中のファンがモラントのプレーを望んでいるだけに、ロンドンで彼が躍動することを期待したい。
文●秋山裕之(フリーライター)
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