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ホンダ「新Hマーク」シンボル変更のワケ「ロゴが表示される場所」がスマホアプリ・車載ディスプレイ・SNSにまで…

ホンダ「新Hマーク」シンボル変更のワケ「ロゴが表示される場所」がスマホアプリ・車載ディスプレイ・SNSにまで…

 ホンダが四輪事業の新たなシンボルとして、新デザインの「Hマーク」を発表した。2027年以降に発売される次世代ハイブリッド車を皮切りに、「Honda 0シリーズ」などEV時代の主力モデルで順次、採用される。1963年の初代から何度かのデザイン変更を経て、半世紀以上にわたり使われてきたHマークは、次の時代に向けて大きく姿を変えた。

 新しいHマークは金属の立体感を抑え、輪郭線だけで構成されたフラットなデザイン。ホンダはこれを「第二の創業期」を象徴するシンボルと位置づけ、販売店のサインやモータースポーツ、広報活動まで、四輪事業全体に広げていくとしている。EVや次世代車の展開に合わせ、ブランドの「顔」が作り直された形だ。

 こうしたロゴの変化は、ホンダだけに限らない。MINI、フォルクスワーゲン、BMW、日産、トヨタ(欧州)、プジョー、ルノー、シトロエン、アウディと、2018年以降、主要メーカーが相次いでフラットデザインのロゴを導入してきた。かつて主流だった立体的なメッキ調エンブレムから、線だけで構成された2Dロゴへの移行が一気に進んでいる。

 背景にあるのは、ロゴが表示される場所の変化だ。今はボンネットだけでなく、スマートフォンのアプリや車載ディスプレイ、EVの起動画面、公式サイトやSNSなど、画面の中でロゴを見る機会が圧倒的に増えている。立体的なロゴは小さな表示では形がつぶれやすいが、フラットロゴは線だけで構成されているため、サイズや背景を問わず見分けやすいのだ。

 スズキのCI刷新は、その流れをよく表している。2025年4月から「Sマーク」と「SUZUKI」を組み合わせた企業ロゴを、39年ぶりに変更した。見た目の印象はほとんど変わらないが、よくよく見ると線を細くして、文字やマークの隙間を広げている。スマートフォンなどの小さな画面で表示した時につぶれにくくするためであり、「サイゼリヤの間違い探しみたい」と言われるほどの微調整だった。

 ホンダはそれとは対照的に、誰が見ても分かる形でロゴを刷新した。ただし目指している方向は、スズキと同じだ。金属のエンブレムとしてではなく、ディスプレイや発光表示、デジタル媒体に載る記号として使いやすい形に整えている。

 自動車メーカーのロゴは今や、車載画面やアプリに表示されるブランドの目印になっている。ホンダの新Hマークもスズキの小さな変更も、その使われ方を前提にしたものだ。フラットロゴの広がりは、クルマの中身が変わるのと同時に、メーカーの見せ方も変わってきた事実を映し出ている。

(ケン高田)

配信元: アサ芸プラス

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