楽しみにしていた特別な日
彼と付き合い始めて約1年。普段は仕事が忙しくてなかなか遠出ができなかったこともあり、この日のテーマパークデートを私はとても楽しみにしていました。数週間前からガイドを読み込み、乗りたいアトラクションをリストアップし、お揃いのカチューシャも買っておいたほどです。
当日の朝、期待に胸を膨らませながら待ち合わせ場所へ向かいました。久しぶりのお出かけに、二人でたくさん思い出を作れたらいいな。そんなふうに思っていたのです。少し曇り空だったけれど、私の気持ちは晴れやかでした。
入園直後から始まった文句
ところが、ゲートをくぐった瞬間から様子がおかしいことに気づきました。「人多すぎじゃない?」「これ何分待ち? ありえないんだけど」。彼の口から出てくるのは、不満の言葉ばかり。私が「休日だから仕方ないよ」と言っても、「だから来たくなかったんだよ」と返されてしまいました。
私は気を遣いながら、空いているアトラクションを提案したり、休憩を挟んだりと工夫してみました。でも彼の機嫌は一向に良くならず、気づけば「ごめんね、もう少しだけ待ってね」と、私の方が何度も謝っていたのです。楽しみにしていたはずなのに、どうしてこんな気持ちになっているのか、分からなくなっていきました。
