キャデラックF1チームは1月17日、シルバーストン・サーキットで2026年型マシンのシェイクダウンを初めて行なった。
キャデラックは2026年に11番目のチームとしてF1グリッドに加わるが、デビューに先立ち、セルジオ・ペレスが運転するマシンでフィルミングデーを完了した。
ペレスはチームメイトのバルテリ・ボッタスとリザーブドライバーの周冠宇と共に、シェイクダウンを実施した。キャデラックは、同社初のF1マシンがサーキットを走行する映像を公開し、フェラーリ製パワーユニットの音も確認できた。
また周は、マシンの画像は隠しつつ、キャデラックのチームキットを着用した自身の姿を映した動画も投稿した。
実際、このシェイクダウンは厳戒態勢で行なわれており、マシンの画像を漏洩する可能性のある人物の携帯電話のカメラにステッカーを貼ったと報じられている(チームの撮影クルーは例外)。しかし、シルバーストンのガレージに置かれたマシンの遠景画像がすでにソーシャルメディアに公開されている。
なおキャデラックは、午前中はトラブルに見舞われていたと報じられているが、その後マシンを始動させ、雨の影響が残るシルバーストンで走行を開始することができたようだ。
ペレスはシェイクダウンが彼とチームにとって「さらなる意欲を掻き立てる感動的な瞬間」だったと語った。
「今日は本当に素晴らしい一日だった。チームとして最初のラップを完走できたことを、誰もが誇りに思うべきだ」
「この瞬間を迎えるために、一人ひとりが懸命に努力を重ねてきた。モータースポーツの歴史の一部になれたことは、本当に感慨深い。誰もが楽しむべきだけど、僕にとってはもっともっと楽しみたいという強い思いが湧き上がった。ただ、レースに復帰して、より多くの距離を走りたい。これはほんの始まりに過ぎないんだ」
今週初め、ペレスは初走行を前にマシンの技術的な側面を確認するため、チームの拠点を訪れた。チームメイトのボッタスも今週、シートフィッティングのためにファクトリーを訪れていたことを明かしていた。
キャデラックのサーキットデビューは、ザウバーを引き継いだアウディに次いで2番目のチームとなった。アウディは先週、バルセロナでフィルミングデーを行なっている。
フィルミングデーでの走行では、最大200kmの走行が許可されており、プレシーズンテストやF1シーズン中に使用できるモノとは異なるコンパウンドのタイヤを使用する必要がある。
キャデラックF1チームのCEO、ダン・タウリスは次のように述べた。
「今日のシェイクダウンは、キャデラックF1チームにとって大きな一歩だ。ガレージからマシンが出てくるのを見るのは、誇らしい瞬間だ」
「トラックでの最初の数周は歴史的な節目であり、純粋な情熱に突き動かされた何千時間もの努力の集大成だ。グレアム(ロードン/チーム代表)は、この瞬間に到達するためにすべてを捧げた最高のレーサーたちを集めチームを結成するという素晴らしい仕事を成し遂げた」
「これはほんの始まりに過ぎない。我々の仕事はメルボルン、そしてさらにその先へ向けて急速に進んでいる」

