ダチアのナッサー・アル-アティヤは、ダカールラリー2026のステージ12で勝利を飾り、6度目のダカールラリー制覇に向けてリードを広げた。
ステージ100km地点直前で初めて首位に躍り出たアル-アティヤは、序盤をリードしていたフォードのミッチ・ガスリーを退け、チームメイトのセバスチャン・ローブが一時的にダチアの1-2体制を築いた。マティアス・エクストローム(フォード)は第3チェックポイントでアル-アティヤから首位を奪取したが、アル-アティヤは次の50kmで巻き返し、再び元の順位に戻した。
両者の差は次の区間でも1分未満のままだったが、アル-アティヤはフィニッシュ直前の最終チェックポイントでリードを1分38秒に拡大した。
ガスリーとトヨタのトビー・プライスも優勝争いに加わる中、アル-アティヤは1分4秒差でステージ優勝を決めた。彼にとって、今大会での2度目のステージ優勝だ。
この勝利は彼の輝かしいダカール歴代ステージ50勝目となり、ステファン・ペテランセルとアリ・バタネンの史上最多記録に並んだ。
ガスリーは最終的にステージ2位。ステージ序盤での4分遅れを挽回し、経験豊富なチームメイトのエクストロームをかわした。
エクストロームは1分49秒差ながらステージ4位。終盤にトヨタのプライスに抜かれてしまったためだ。
トヨタのカスタマーチームであるエナジーランディア・ラリーチームのエリック・ゴチャル、マレク・ゴチャルの父子は、ファクトリーチームと互角の強さを見せ、それぞれステージ5位、6位を確保。ローブがステージ7位となった。
総合2番手につけていたフォードのナニ・ローマは、アル-アティヤとの差を縮め3度目のダカール制覇を目指していたが、ステージ12では精彩を欠いてステージ8位。6分以上を失ってしまった。
ステージ11でボルト破損に見舞われ、4時間をロスして優勝争いから脱落したトヨタのヘンク・ラテガンがステージ9位となった。
1月3日からスタートしたダカールラリーも、残すはこれまでより短めとなる108kmの最終ステージのみ。アル-アティヤがローマに対して16分2秒のリードを築いており、6度目のダカール制覇に近づいている。
総合3番手にはローブを抜いたエクストロームが浮上したが、両者の差はわずか29秒と表彰台争いは熾烈だ。トヨタ勢最上位はプライスで8番手。セス・キンテロが9番手となっている。

