・乱世
まだ席についただけなのにガチ中華三国志が始まる予感まで感じた。だが、もちろんこれはただの予感では終わらなかった。食べてみたところ……
ベースは四川料理のようだけど、コクがあって日本人でもとっつきやすい味になっている。特に気に入ったのは鶏の甘酢揚げみたいな一品。濃厚な甘辛さがついた鶏唐揚げがシャキッとした野菜と和えられていて、中華の風を感じつつも美味しい。
1200円という価格でも高級中華と戦えるクオリティー。『三国志』で言うなら、貧しい生まれから身を立てた劉備玄徳のようではないか。
ちなみに、このランチ、ドリンクバーも無料となっている。ドリンクバーはコーラやオレンジジュースやお茶はもちろん、コーヒーも飲めるようになっていた。いやぁ~乱世乱世!
・看板なし
そんなわけで、群雄割拠のガチ中華に一石を投じるコスパである『九寨溝』のランチ。ランチ食べ放題って大体店頭に看板とか出てるけど、食べ終わって出てみてもやはり一切食べ放題の看板はなく、何事もないかのように「スン…」としているところがまた衝撃だった。中がコスパの乱世となっていることに誰が気づくだろうか。
とは言え、前述の通りオープン前に行列ができていたくらいだから知る人ぞ知る店なのであろう。まさしく、入ってみないと実態が分からない穴場。銀座の路地裏にこんな店があったとは。もし、私が劉備玄徳だったらこう言うかもしれない。「これコスパ、これ質、よく人を服す」と。
