地方へ行くと、自販機の様子が東京とはだいぶ違っていて面白い。特に大阪は激安系自販機が多く、見たことも聞いたこともない飲料たちを眺めていると「あぁ、大阪へ来たなぁ」って思う。かといって買わないんですけどネ……⭐︎
とか言ってたら!!! 梅田の繁華街の片隅に、さすがにスルーできないヤツを見つけてしまった。この時は友人たちと旅行中で、東京・埼玉・名古屋・滋賀県民が集結している状態だったのだが、全員が「見たことない」と断言していたことをお伝えしておく。
その飲料の名は『ルマンド』……何かの間違いかと思ったが、正真正銘 “あのルマンド” らしいのだ。え、どゆこと??
・ルマンド液体化現象
なお『ルマンド』はブルボンのロングセラー商品。知らない人はあまり多くないだろう。
区分としては「クレープクッキー」なるお菓子。薄い生地の層が折り重なった棒状のクッキーは、パリパリサクサクとした食感が最大の魅力。永遠に食べ続けられてしまうのが唯一の難点である。
対して大阪の自販機で80円で売られているのが……
これ。
ポップには「ルマンド飲んでみませんか?」とある。「ルマンドを飲む」という文法の斬新さに違和感を禁じ得ないのだが……それより気になるのは、この飲むルマンドが “ホット” のコーナーに並んでいること。よ〜く目を凝らして見てほしい。
缶に「アイス用」とキッパリ記載されていることを……!!!!
・大阪のアンチテーゼ
果たして飲むルマンドは「あったか〜い」のか、それとも「つめた〜い」のか? 80円を投入し、ボタンを押す。
あったか〜かった。
日本人は割と固定観念にとらわれがちな国民性を有しているので、「アイス用と書いてあるからにはアイスでしか飲んじゃいけないのだろう」と無意識に思い込んでいる。だがしかし。「アイス用はアイスでしか飲んではいけない」なんて、一体誰が決めたというのだろう?
大阪の激安自販機は、固定観念でがんじがらめの現代人に「本当にそれでいいのか?」とアンチテーゼを投げかける存在なのかもしれない……(「アイス用はアイスでしか飲んではいけない」というルールが実在していたらすみません)。
