フェラーリは、2025年シーズンにルイス・ハミルトンのレースエンジニアを務めたリカルド・アダミの異動を発表した。
メルセデスを離れ2025年からフェラーリに加入したハミルトン。ドライバーの相棒役とも言えるレースエンジニアは、かつてセバスチャン・ベッテルやカルロス・サインツJr.のエンジニアを務めたアダミがハミルトンを担当していた。
ただシーズンが進むにつれて、ハミルトンとアダミは度々、コミュニケーション面で問題があると見られ、批判の声にも晒されてきた。
彼らの無線でのそっけないやり取りもあり、ハミルトンとアダミの間には必要な”化学反応”が欠けていたのではないかとも言われていた。ただ、これはドライバー本人およびチームの双方によって否定されてきた。
しかし結局、このコンビは1年限りのモノとなった。フェラーリはアダミが2026年シーズンからはフェラーリ・ドライバーズ・アカデミーのテストを総括する立場へと異動となり、サーキットの現場での役割からは離れると発表した。
なおハミルトンの新しいレースエンジニアについては、今後発表予定だとチームは記している。
「スクーデリア・フェラーリHPは、リカルド・アダミがスクーデリア・フェラーリ・ドライバー・アカデミーおよびTPC(旧車テスト)のマネージャーに就任したことを発表する。彼の豊富なサーキット現場での経験とF1における専門知識は、将来の才能の育成およびプログラム全体のパフォーマンス文化の強化に貢献することになる」
「スクーデリア・フェラーリHPは、これまでのサーキット現場での役割におけるリカルドの献身と貢献に感謝するとともに、新たな職務での成功を祈っている」
「カーナンバー44(ハミルトン)の新たなレースエンジニアについては、追って発表される予定である」
2026年シーズンはシャシーもパワーユニットも刷新されるなど大きな変化があるが、ハミルトンは今後、新たなエンジニアとも関係を構築する必要がある。なおフェラーリが内部昇格を選ぶのか、それとも外部から人材を招くのかは、現時点では不明だ。

