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押井版『ボトムズ』発表で気になる「これまでのボトムズ」 TVシリーズ後どうなった?

押井版『ボトムズ』発表で気になる「これまでのボトムズ」 TVシリーズ後どうなった?


TVアニメ『装甲騎兵ボトムズ』キービジュアル (C)サンライズ

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「神」を倒しても争いの火は消えず…

 2026年1月15日、バンダイナムコフィルムワークスは「サンライズ」ブランド50周年記念作品として、完全新作をうたう『装甲騎兵ボトムズ 灰色の魔女〈ヘクセ〉』を発表、その監督を押井守氏が務めるということもあいまって、大きな話題となりました。

「ボトムズ」シリーズの原点は、1983年から翌84年にかけTV放送された、高橋良輔監督によるアニメ『装甲騎兵ボトムズ』全52話になります。以降、OVA、小説などが発表されてきました。なかには『ボトムズファインダー』(2010年公開)など別世界を舞台とするスピンオフ作品や外伝も見られますが、最初のTVシリーズの主人公である「キリコ・キュービィー」の物語は長年に渡って綴られ続けています。

※以降「装甲騎兵ボトムズ」シリーズのネタバレが含まれます。

 TVシリーズ後のキリコの物語を、ごくごく簡単に追ってみましょう。

 人類の絶え間ない戦争の元凶であった「ワイズマン(神)」を倒し、争いのない平和な時代がくるまでコールドスリープに入ったはずのキリコと、その伴侶「フィアナ」でしたが、その願い虚しくキリコは32年後に目覚めさせられ、再び戦いに巻き込まれていきます。この時点で「異能生存体」たるキリコは、もはや「伝説」や「厄災」のようなものとして扱われる存在です。

 巨大教団の権力闘争やグルフェーでの出来事ののち、やがてキリコは自身が倒したワイズマンの後継者問題に関わり、そしてその後継者たる赤子を託されるのでした。

 ここまでが、OVA『赫奕たる異端』(1994年)、『孤影再び』(2011年)、『幻影篇』(2010年)で描かれたごくごく大まかな内容です。

 2023年に刊行された、高橋良輔氏による小説『装甲騎兵ボトムズ チャイルド 神の子篇』(角川書店)では、その「神の子」とキリコの行く末が描かれました。物語は決着していますが、キリコの長い旅路は終わったとも、終わっていないともいえません。

 さて、そこで『灰色の魔女』です。

 映像化された「ボトムズ」シリーズには、上述したTVシリーズのその後を描くOVAのほかにも、前日譚である『レッドショルダードキュメント 野望のルーツ』(OVA、1988年)、『ペールゼン・ファイルズ』(OVA、2007年。劇場版2009年公開)、TVシリーズのあいだのエピソード『ザ・ラストレッドショルダー』(OVA、1985年)、『ビッグバトル』(OVA、1986年)があります。さらに前出の『ボトムズファインダー』や『機甲猟兵メロウリンク』(OVA、1988年)、『Case;IRVINE』(2010年公開)といった、「キリコの物語」とは無関係の外伝的作品も見られます。

 押井版『ボトムズ』が、果たしてキリコの物語を描くのか、それとも別の主人公の物語が展開されるのか、発表が待たれます。

配信元: マグミクス

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