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「決してお買い得とは言いません」と宣言している『てきとー福袋』を開封して感じた “自分の欲深さ”  について / 福袋2026

「決してお買い得とは言いません」と宣言している『てきとー福袋』を開封して感じた “自分の欲深さ” について / 福袋2026

『てきとー福袋』なる商品を見つけてしまったからには、買わねばなるまい。正確に言うと、2024年の年末も見つけていたのだが、今年もまた楽天市場で売っていたので購入することに。

果たして、その適当っぷりはどの程度か。開封して確かめてみたところ……これはもっとも難しいタイプのふざけ方かもしれん。

【写真】福袋の中身はこうだった

・販売ページには「心にゆとりを持って」

最初に、「てきとー」福袋について簡単に説明しておこう。私が見つけたのは「みんなのおつまみmogu! mogu!」が楽天市場で販売しているもので、購入時の価格は4968円。

自ら「てきとー」と言っておきながら値段はそこそこするのが、特徴の1つといえる。

そして何より最大の特徴は、「いいものが詰まっている」的なことは一切書かれていないこと。楽天市場に書かれている内容を一部抜粋すると、こんな感じ。

「普段、自分では選ばないような商品も入っているかもしれません。私は嫌い……でも、家族や友人は好きかも。もしかして食わず嫌い? かも。中には、「訳あり品」も入っている場合もございますし、ボリュームのあるものや、ないものも混在します」

「時には「大当たり?」という時も……あるいは 「口に合わない」こともあるかもしれません。その時はごめんなさい。。。「あ~外れた」という気持ちをグッとこらえてご家族やご友人に差し上げるのも一つの方法では? 意外に喜ばれることもあるかも……」

「決して「絶対うまいっ!」「買わなきゃ損!」「お買い得ですよ!」とは言いません。「たいしたものが入ってない」かもしれません。「それでもいいよ!!」という大きな心の持ち主のお客様に喜んでいただけるよう心を込めて 厳選致します!!」

「お客様のお喜びの声、大歓迎です!! 厳しいお声も甘んじてお受けします。肩の力を抜いて是非ご検討ください」

──エゲつないほどの保険のかけ方である。いやが上にもハードルが下がるし、購入時の期待値は上がりようがない。

逆に中身が気になる人は多いだろう。そういう意味では以前に紹介した「店長おまかせ福袋」と同様に開き直り系と言えるし、あるいは買う人を選ぶ福袋とも言えそうだ。

さて、注文から数日後。届いたダンボールを開封し、出てきたのは……

ワインに合うチーズちんすこう(140g)

まぐろ炭火焼(120g)

上州地鶏炭火焼(70g)

ビールクラッカー(114g)

カルパス(125g)

羽衣チーズ プレーン(55g)

島田屋総本家 芋けんぴ(120g)

※福袋の性質上、中身は袋ごとに異なります

──以上なのだが、これを見たときの印象は複雑だった。

「マジで適当だな(笑)」と笑い飛ばそうとする自分と、「5000円も払ってこれか……」と真面目にジャッジを下そうとする自分が心の中で戦っている感じというか。

総じてネガティブな印象ということになるだろうが、それは個人の好みによる部分が大きいのは否めない。

去年は「ビーフ厚切りハラミ」など自分好みのものが入っていたからそこそこ満足できたが、今年はそういったものがなかったから、どうしてもマイナスな印象になりがち。

まぁ、そういったアタリ・ハズレは福袋を買っている以上避けられないし、ましてや『てきとー福袋』として販売されているものならばなおさらであろう。

逆に言うと、アタリを引くときもあるのだから、ある意味でもっとも福袋らしい福袋ともいえる。「そういうギャンブル性こそお酒の場では話題になって “いい肴”」と考える人にはピッタリだ。

一方で、「5000円あったらもっといいツマミが買えるだろ」と思う人や、「1滴でも多く飲みたいからツマミに回している金はない」って人にはオススメしない。

・適当の難しさ

それにしても、お買い得ではないと分かって買っておきながら「イマイチだな」となってしまうあたりに、自分自身の欲深さを感じずにはいられない。

と同時に思うのが、適当の難しさだ。これがヴィレバン福袋くらい振り切っていれば、中身を見た人はギャグと受け止めてくれることが多いだろう。

しかし、この福袋はヴィレバンの福袋レベルでふざけているわけではないし、そもそも入っているのが食品だから ふざけまくるわけにもいかない。

人が安心して食べられて、そこそこ美味しくて、それでいて「てきとー」を前面に出すと、こんな感じになるのは仕方がないのかもしれない。

結果的に、中身を見て適当なのか手抜きなのか判断がつかずに怒る人もいそうだから、これはこれで大変なのかも……。

というわけで、自分の欲深さと適当の難しさに改めて気付かされた『てきとー福袋』であった。

参考リンク:楽天市場
執筆:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.

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