
変形機構をもつ高性能機の「Zガンダム」は、個人が所有するにはハードルが高い? 画像は「PG 1/60 MSZ-006 ゼータガンダム」(BANDAI SPIRITS) (C)創通・サンライズ
【画像】「えっマジか」これが、よりによって「主人公」に売り飛ばされそうになったガンダム機体です(5枚)
ガンダム、買うよ!
歴代のガンダム作品を振り返ると、モビルスーツが「商品」として売買される描写が登場します。今年2026年に放送30周年を迎える『機動新世紀ガンダムX』では、失意の主人公が乗機のガンダムXを売りに出す場面が描かれています。全高18メートルにも及ぶ巨大な兵器を何に使うのかは人それぞれでしょうが、モビルスーツを操縦する自分を想像するだけでも楽しいものです。もしあなたがモビルスーツを買うとしたら、どんな機体を選びますか?
モビルスーツをはじめとする巨大ロボットを操縦する。それはロボット好きにとっての夢です。現実世界にも水道橋重工の「クラタス」などの大型ロボットがありますが、誰でも簡単に搭乗できるわけではなく、現時点では「妄想」の対象に過ぎません。100年後には誰でも巨大ロボットを操縦できる時代が来ているのでしょうか? もしそうならあの世から舞い戻り、パイロットに転生したいものです。
それはさておき、筆者は「Zガンダム」が欲しくてたまりません。理由? カッコよくて空を飛べるからです。
地球連邦によって封印されているという設定は、この際抜きで考えましょう。ただ、モビルスーツと航空機の操縦を両方学ばなければならない上に、操作もかなり難しそうです。変形機構の複雑さから見て、整備もかなり大変そうで、予備の部品も簡単には手に入らないとなれば、実用性には乏しく、「永遠の憧れ」に終わりそうな機体でもあります。
このように考えていくと、モビルスーツを買う際にはいくつかの条件が存在しているのがわかります。
・入手は楽なのか難しいのか
・何に使うのか
・整備はできるのか
・好みの機体かどうか
ここからもう少し、「宇宙世紀」に登場した機体を挙げて考えてみます。

ジオン軍の「ザクII」は、連邦軍の量産機「ジム」とともに人気を集めそう? 画像は「ガンプラ PG 1/60 MS-06F ザクII (機動戦士ガンダム)」(BANDAI SPIRITS)
購買対象とするなら、「量産機」に人気が集中?
入手性や整備について考えていくと、やはり人気が高まるのは量産型モビルスーツでしょう。それも、大量に作られていればいるほど有力です。戦闘だけでなく、重機の代わりを務めることもあるでしょうから、手と脚の機能は重要です。
機械は使えば使うほど摩耗するので、部品の交換や整備も欠かせません。そう考えると多くの技術者や機械工が構造を熟知し、予備部品を手に入れやすい機体に人気が集中することになります。つまり、宇宙世紀シリーズで最有力候補に挙がるのは「ザク」シリーズと「ジム」シリーズが最有力候補になるでしょう。
実際に『機動戦士ガンダムZZ』では、元ジャンク屋のジュドー・アーシタたちが宇宙でザクIIを見つけて喜んでいるシーンが描かれます。少なくとも宇宙世紀0088年にはモビルスーツを扱う市場が存在しており、公的機関が保有していた兵器の売買に民間人も介入していることが示されました。
同じく『ZZ』に登場した中立コロニー「タイガーバウム」では、富豪の家でズゴッグやアッガイが展示されており、少なくともアッガイに関しては近代化改修が施され、ハマーン・カーンが搭乗しました。飾るだけなら改修する必要ないはずですが、量産機とはいえ部品が大量に現存している可能性は低い機体なので、近代化改修を施したほうが運用しやすかったのかもしれません。
『機動戦士ガンダムUC』のジオン残党軍は、トリントン基地襲撃の際に多数の旧式モビルスーツを投入しましたが、登場した機体の1機であるグフ重装型は戦闘には参加していませんでした。その後公開されたエピソードによれば、迷子になって到着が遅れ、破壊されたトリントンの街の復興に手を貸したとされています。モビルスーツを破壊のために使うのか、平和のために使うのか。巨大ロボットという力を手にしたときに、その人の真価が現れるのかもしれません。
