現地1月18日に開幕したシーズン最初のテニス四大大会「全豪オープン」は同日夜に女子シングルス1回戦が行なわれ、2021年全米オープンで四大大会初優勝を経験した23歳で元世界ランキング10位のエマ・ラドゥカヌ(イギリス/現29位)が登場。格下で同じ23歳のマナンチャヤ・サワンカエウ(タイ/同197位)に6-4、6-1で快勝し、2回戦進出を決めた。
この試合は同大会で3番目に大きい「マーガレット・コート・アリーナ」のナイトセッション第2試合に組まれ、5セットマッチのアレクサンダー・ブブリク(カザフスタン/現10位)とジェンソン・ブルックスビー(アメリカ/同48位)による男子1回戦の後に実施。これを受けてラドゥカヌは全豪開幕前日の記者会見で「5セット制の男子の試合の後に女子の試合を組むのは簡単なことではないと思うし、私にとってはあまり意味がわからない」と軽く苦言を呈していた。
ラドゥカヌは現地15日、ツアー公式戦「ホバート国際」(オーストラリア・ホバート/ハード/WTA250)の準々決勝で大会時204位のテイラー・プレストン(オーストラリア/現161位)に敗戦。直後に見舞われたフライトの遅延により、16日深夜にメルボルンに到着した。そのため全豪初戦前に練習できたのは翌17日の1日だけだった。
ラドゥカヌいわく、自身が過去に深夜帯の試合をプレーしたのは、ナイトセッション第2試合として実施された21年全米準決勝のたった1度。だからこそサワンカエウ戦の開始時刻を確認した際は「そんなに遅い時間に組まれちゃったのか」と少々戸惑いがあった。それでも最後には次のように前向きな姿勢を示していた。
「メルボルンの環境に慣れる時間や練習する時間がもっと欲しいところではあるけど、与えられた状況をどうにか切り抜けるしかない。落ち込んだり文句を言ったりするのは簡単だけど、それでは何の助けにもならない。だから今はただ明日に向けて集中し、状況を好転させようとしている」
その言葉通りサワンカエウ戦では、年末にキャリア初のトップ100入りを達成した同い年の有望株を相手に計4度のブレークを奪って1時間11分で勝利。現地21日に予定されている2回戦では、元世界21位でツアー3勝の実力者アナスタシア・ポタポワ(オーストリア/現55位)と対戦する。
文●中村光佑
【動画】ラドゥカヌVSサワンカエウの「全豪オープン」1回戦ハイライト
【画像】ラドゥカヌはじめ、全豪オープン2026で熱戦を繰り広げる女子選手たちの厳選写真!
【関連記事】過密日程に対する不満の声に元全米女王のラドゥカヌが異議「仕事だから、やらなければならない」<SMASH>

