
映画「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」第1章の舞台挨拶付き上映が1月18日、東京・新宿ピカデリーにて開催。声優の小野賢章、上田麗奈が登壇し、公開を控える第2章「キルケーの魔女」の注目ポイントを語った。
■第2章台本の感想を「ええー!?」「うわあ!」「ひゃあー!」と叫び表現
本作は「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」から12年後が舞台となるガンダム宇宙世紀シリーズの一作。1989年から1990年にかけて発表された富野由悠季の同名小説を原作に映画化し、第1章は2021年6月に公開。「キルケーの魔女」は第2章となり、1月30日(金)に公開。小野は本シリーズでは主人公のハサウェイ・ノア役を、上田は謎の美少女ギギ・アンダルシア役を演じている。
まずは公開まであと12日となった気持ちを聞かれた小野は、「『待ってました』というか、『お待たせしました』というのが正直な感想ですね。会う人、会う人から『(次は)いつですか?』って(苦笑)。『僕らも分からないんです』としか言いようがないというのをたくさん経験した5年間でした。ようやく皆さんと第2章を共有できるというのが本当にうれしく思います」と、劇場に集まったファンにあいさつ。
上田も「お待たせしましたという気持ちと、ほっとする気持ちが大きかったです」と続け、「第1章でハサウェイ、ギギ、ケネスが出会って、そして第2章、出会ったからこその物語の動きをぜひ皆さんに考察しながら楽しんでいただきたいと思えるデキになったと思います。早くお届けして、感想を伺いたいという気持ちでいっぱいです」と、感無量といった様子で答える。
そして、話題は気になる第2章「キルケーの魔女」へと。台本を読まれた際の感想を聞かれると、小野は、「具体的なことを言うとネタバレになるので」と前置きした上で、「『ええー!?』『うわあ!』ってなりましたね(笑)」と叫びで表現。上田も「『ふむふむ…』『へぇー』『ひゃあー!』みたいな(笑)」と続き、何やら驚きの展開があることを匂わせる。
さらに小野は、「第1章のハサウェイは“ハサウェイ・ノア”として、マフティーであることを悟られないように社交的に振る舞う青年という部分が多かった」と振り返り、「第2章ではマフティーと合流した後の話になるので、心の内で思っていたことと、言葉として発しているところがちゃんとリンクしている部分が多くて。そこは第1章とは違う印象になると思います」と、第2章で感じた変化を挙げる。
上田は、第1章との印象の変化はギギにもあるという。「第1章では手のひらの上で相手を転がしたり、見透かしたりという万能感のある姿が多く見られたと思いますが、第2章では等身大の少女らしさが多く見られていくのかな、と。それがなぜ出てくるのか、それによってどうなるのかは、ぜひ皆さんの目で確かめていただきたい」と会場に呼び掛ける。
また、演技へのアプローチについて上田は、「ギギの内面が物語に大きく関わってくるので、結果的にドラマを動かしていく一因になっていくように描けたらと思いながらお芝居していました。とは言え、ドラマチックな部分を意識しすぎるとお芝居にブレが出そうだったので、あくまでギギ自身は真面目に、真剣に自分の内面に向き合っていくという姿勢を崩さないように演じました」と語る。
■小野「クオリティーはとんでもないことになっている」
先日には第2章のオープニングテーマは世界的アーティスト、SZAの大ヒット曲「Snooze」であることが発表された。同楽曲を使用したPVには「オシャレ」というファンの感想が集まり、小野と上田も「オシャレ!」と口を揃える。
続けて小野は、「世界観がリンクしていてびっくりしました。歌詞もかなりリンクしていて、もしかしたらギギはそういうことを思ってたのかなと思えるような、考察しがいのあるものになっていますね」と驚きを語り、上田も「歌詞に注目しても、映画とのマッチ率の高さに感動する部分があるんじゃないかなと思います」と感想を重ねる。
観客がまだ見ぬ第2章の話に耳を傾ける中、時間はあっという間に終盤に差し掛かる。客席側に降りた2人は偽マフティーのお面を掲げたファンと記念撮影を行うと、最後のあいさつに。
上田は、「もう間もなく第2章の公開となります。人それぞれの解釈で、正解がその人ごとにある作品だと思うので、ぜひ皆さんで感想大会などをしてもらいながら細かいところまで楽しんでいただけたらうれしいです」とメッセージを送る。
小野は、「本当に長い間お待たせしました。その分クオリティーはとんでもないことになっているのでじっくり見ていただきたいです。今日は公開前ということで何も喋れなかったですが、見ていただいた後は喋りたいことがたくさんありますので、皆さんぜひまたお会いしましょう」と呼び掛けた。
◆取材・文=鈴木康道


