アプリリアのマッシモ・リボラCEOは、MotoGPのライダー市場の2027年以降に向けた動きが加速しているため、チームとしても早期に動かざるをえない可能性があると認めた。
2025年シーズンにアプリリアはドゥカティに次ぐ競争力を発揮したこともあり、同チームはパドック内でますます魅力的な存在となっている。ただ同時に3勝を挙げたマルコ・ベッツェッキや、2024年王者ホルヘ・マルティンの市場価値も高く、他メーカーからの関心が一層高まっている状況にある。
彼らの契約は2026年シーズンまでとなっており、2027年の新レギュレーション時代に向けた体制を固めようとする各チームの動きもあり、ライダー市場は急速に動いている。
アプリリア・レーシングCEOのマッシモ・リボラは、2027年のラインアップに関する決断は先延ばしにしたいのが本音だとしつつも、ライバルチームからの関心が高まっている現状では、そうもいかない可能性を認めた。
「正直に言えば、(ライダーと)早く契約することは望んでいない。しかし、他が非常に速いペースで動いているため、そうせざるを得ないかもしれない。我々のライダーに対して多額の資金が提示されていることは把握している」
リボラCEOは先日行なわれたローンチイベントで、そう語った。
「だが結局のところ、我々全員が共有すべきコミットメントの問題だ」
「マルコとは彼がどういう人物であるかを見極められるようなモノを築き始めている」
「一方でホルヘとは、まだそれを始められていない。彼が身体的に100%の状態になるところをぜひ見たいが、現時点ではそこからは程遠い。彼はワールドチャンピオンだ。だからこそ、将来も我々と共に戦う姿を見られたら素晴らしい。しかし、まずは彼に時間を与える必要がある」
なおベッツェッキの意向は、勝利できるマシンを確保することが最優先事項となっている。
契約を考える上で、勝利と金銭面のどちらがより重要かと問われると、ベッツェッキは次のように答えた。
「それは常に人によるし、何を優先するか次第だ」とベッツェッキ。
「最終的に多くの金を稼ぎたいのであれば、マネージャーや周囲の人はそうできるように最善を尽くしてくれるだろう」
「そしてもし最高のバイクを望み、勝つためならすべてを犠牲にする覚悟があるのなら、マネージャーもその望みを叶えて、気持ちよく走れるように動く必要があるんだ」
「ただ、勝てば自然と収入も増えるのは明らかだ。今のMotoGPでは、すべてのライダーが勝つためにここにいると思うし、誰もがベストを尽くしている」
「もちろん、良いタイミングを活かせれば、他の分野と同じようにさらに稼ぐこともできる。でも、それが集中すべきモノだとは思っていない。少なくとも、個人的には人生の目標ではない」
「僕の目標は、最高のバイクでベストを尽くし、勝利を目指して戦うことだ。勝てば結果的に金持ちにもなれるからね。僕は二重の意味で幸運だと思うよ」

