現地時間1月18日(日本時間19日、日付は以下同)、メンフィス・グリズリーズはイギリスのロンドンにある02アリーナで行なわれたオーランド・マジックとの『NBAロンドンゲーム2026』に126-109で快勝し、今季成績をウエスタン・カンファレンス10位の18勝23敗(勝率43.9%)とした。
15日に開催された『NBAベルリンゲーム2026』では、111-118でマジックに敗れていたグリズリーズだったが、この日は一転して相手に一度もリードを許さず、最大33点差をつけて圧勝。
その最大の要因はジャ・モラントの復帰だろう。右ふくらはぎ負傷のため過去6試合連続で欠場していたエースガードは、今月2日以来初の実戦となったこの試合、28分24秒コートに立ち、3本の3ポイント成功を含むゲームハイの24得点をマーク。
途中、チームメイトたちとの連係でパスがスムースに通らない場面こそあったが、終わってみれば両チーム最多の13アシストも記録し、勝利に大きく貢献した。
グリズリーズではモラントのほか、ジョック・ランデールが21得点、8リバウンド、2ブロック、ジャレン・ジャクソンJr.が17得点、5リバウンド、2ブロック、セドリック・カワードが13得点、4リバウンド、3アシストをあげるなど、チーム全体で計6選手が2桁得点を記録。
今月9日に『ESPN』のシャムズ・シャラニア氏がリポートして以降、モラントに関するトレードの噂が過熱している。ヨーロッパ遠征中もその動向に注目が集まっていたのだが、戦列復帰を果たした26歳は試合後に「俺の背中にはロゴがある。これで自分がどこにいたいのかはっきりわかるはずだ」と、グリズリーズロゴのタトゥーに触れながら語った。
そして「俺のことを知っているここの誰かなら、自分がとても忠実な男だとわかっているさ」と、グリズリーズでプレーすることを望む発言。
2027-28シーズンまで契約が残るモラントは、2019年のプロ入りからグリズリーズ一筋でプレーしてきた。2月5日のトレード・デッドラインが刻一刻と近づく中、チームメイトたちとコートで一緒にプレーできないことに苛立ちを募らせていたが、復帰により安堵の表情を見せた。
「バスケットボールをプレーできること、それが俺にとって大きな癒しになっている。コート上における自分の実力はわかっている。今夜はそれを発揮できた。本当に素晴らしかったよ。メンフィスを代表してプレーすることがすべてだ」
18日を終えてグリズリーズはウエスト10位。プレーイン・トーナメントへ進出可能な最終枠こそキープしているが、11位のロサンゼルス・クリッパーズ(18勝23敗/勝率43.9%)とはゲーム差なし、12位のダラス・マーベリックス(17勝26敗/勝率39.5%)も2.0ゲーム差で迫っている。
グリズリーズがデッドラインまでにモラント放出を決断するのかは、フランチャイズの将来を左右する重要な問題だ。ただ、2度のオールスター選出を誇る司令塔がチームを好転させることになれば、自ずと残留の道へと向かうのではないだろうか。
文●秋山裕之(フリーライター)
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