FIA世界耐久選手権(WEC)第7戦富士6時間レースの決勝がスタートし、キャデラック勢がワンツー体制を維持している。
2012年にWECがスタートしてから、100戦目にあたるメモリアルレースとなる今回のWEC富士。富士スピードウェイ上空は雲が覆うものの、雨の心配は少ないというコンディションだ。
ハイパーカークラスのポールシッターは、ハーツ・チームJOTAのキャデラック12号車。僚機38号車も続き、キャデラック勢のフロントロウ独占となった。トヨタ勢は8号車が6番手、7号車が14番手からのスタートだ。
LMGT3クラスは、アストンマーティン・バンテージを走らせるレーシングスピリット・オブ・ル・マンの10号車がポール。佐藤万璃音擁するユナイテッド・オートスポーツ95号車マクラーレンが2番手となった。
2周のフォーメーションラップで38号車のセバスチャン・ブルデーがスピンする場面もあったが、気温22度、路面温度28度でスタートが切られた。
大きなトラブルは起きずにオープニングラップを終え、キャデラック勢がワンツーをキープ。3番手にはプジョー93号車が浮上した。
トヨタ8号車はセバスチャン・ブエミ、7号車はマイク・コンウェイがスタートを担当し、それぞれ8番手、14番手をキープしていたが、開始10分が経つ前に何かミスがあったか、7号車はクラス最後尾に後退している。
LMGT3クラスは、95号車が10号車を交わして首位に浮上。しかしその後、僚機59号車に交わされ2番手となっている。

