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「原点回帰」最終回絶賛の『ウルトラマンオメガ』 ついに切り込んだシリーズの「タブー」とは

「原点回帰」最終回絶賛の『ウルトラマンオメガ』 ついに切り込んだシリーズの「タブー」とは


『ウルトラマンオメガ Blu-ray BOX I』(バンダイナムコフィルムワークス) (C)円谷プロ (C)ウルトラマンオメガ製作委員会・テレビ東京

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宇宙人が地球を守っていいのか問題への答え

 2026年1月17日に最終回を迎えたシリーズ最新作『ウルトラマンオメガ』は、これまでの「ウルトラマン」が内包していた問題にメスを入れた意欲作でもありました。

 その問題とは、「地球の怪獣を、宇宙人が倒して良いのか」というものです。地球の平和を守ってくれていることは事実としても、確かに無視できないテーマといえます。

 見ようによっては、小国の内紛に対する大国の軍事介入という入社会問題や、外来種が与える固有生態系への影響、という環境問題にも通じるものです。この問題はこれまでのウルトラ作品で触れられてこなかったわけではありませんが、こと『オメガ』の場合はこれが主題となります。

『オメガ』はほかのウルトラシリーズのとは、世界観が地続きではありません。地球にはこれまで「怪獣」や「宇宙人」は出現してこなかったという設定です。

 主役である「ウルトラマンオメガ」も、「M78星雲」出身ではありません。オメガは宇宙から飛来する際に記憶を喪失しており、本人も自分が何者なのか分かっていませんでした。のちに相棒となる青年「ホシミコウセイ」の助けを借りて、オメガは地球人「オオキダ・ソラト」として生活することになりました。

 以降、ソラトはコウセイをはじめとする地球人を守るために、ウルトラマンオメガに変身して怪獣たちを倒していきます。ところが、オメガの正体が明らかになるにつれ、ソラトは怪獣と戦うことにとまどいを覚え始めます。

 そして決定的となったのは、第22話「星を見つめる人」です。このエピソードで、ソラトことオメガが、「宇宙観測隊」の隊員であることが発覚するのでした。

 宇宙観測隊とは、宇宙規模の国連のような組織であり、その名前が示す通り、宇宙に点在する高度文明の「観測」を主たる目的としています。観測対象には、必要以上に干渉しないのが掟です。

 地球で怪獣が出現した場合でも、基本的には地球人がどのような対応をしたかを観測し、記録することが彼らの本来の役目でした。なお、他惑星からの侵略行為があった場合にのみ、この観測隊は介入しても良いことになっています。

 つまり、オメガがこれまでやってきた怪獣との戦闘は、宇宙観測隊の掟破りに当たる行為だったのです。その事実に、オメガは深く葛藤します。

「自分は戦ってはいけなかった。でも、そうしなければコウセイや、地球で出会った仲間たちを守ることができない」……「観測」にも「戦闘」にも、それぞれに正当な目的があるからこそ、この問題は残酷です。

 そして迎えた最終回で、『ウルトラマンオメガ』は、ひとつの答えにたどり着きます。それは、地球人・コウセイと一心同体になることでした。

 初代『ウルトラマン』から連綿と受け継がれてきたシリーズ独自の設定が、ここにきて過去最高の意味を持ったのです。コウセイとオメガ(ソラト)は一心同体、つまりウルトラマンオメガは、これから観測者ではなく地球の当事者として、地球を守ることになるのでした。

 この最終話で出したみごとな回答には、「コウセイとソラト、互いに『悩んで』『考えて』出した答えがひとつになっていく物語。すごく良かった」「原典としてのウルトラマンの本懐に立ち返りつつも新しい答えを目指した結果という感じで、個人的にはとても天晴でした」と、絶賛があいついでいます。

配信元: マグミクス

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