現地時間1月19日、NBAが2月15日にロサンゼルスで行なわれる『NBAオールスターゲーム2026』に出場するスターター10人を発表した。
イースタン・カンファレンスはヤニス・アデトクンボ(ミルウォーキー・バックス)、ケイド・カニングハム(デトロイト・ピストンズ)、タイリース・マキシー(フィラデルフィア・セブンティシクサーズ)、ジェイレン・ブランソン(ニューヨーク・ニックス)、ジェイレン・ブラウン(ボストン・セルティックス)の5人。
ウエスタン・カンファレンスは、ニコラ・ヨキッチ(デンバー・ナゲッツ)、ルカ・ドンチッチ(ロサンゼルス・レイカーズ)、シェイ・ギルジャス・アレキサンダー(オクラホマシティ・サンダー)、ステフィン・カリー(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)、ヴィクター・ウェンバンヤマ(サンアントニオ・スパーズ)となった。
これにより、2005年から昨季まで毎年スターターに選ばれてきたレイカーズのレブロン・ジェームズのリーグ記録は21年でストップ。それでも“キング”は、各球団のヘッドコーチの投票で決まるリザーブ枠での選出が濃厚だ。
今回は“アメリカvs世界”という新たなフォーマットが導入されたが、近年はディフェンスが緩く、真剣勝負感が薄れ、年々大会の注目度が下がっている印象は否めない。
そんななか、レジェンドのケビン・ガーネットは、自身と元同僚のポール・ピアースがホストを務めるポッドキャスト『KG Certified』で、レブロンがオールスターの伝統を壊したと主張した。
「彼は伝統を全部ぶち壊した。コビー(ブライアント)が床を叩いて『兄弟、1対1で行こうぜ』と言ったのに、あいつはパスを出した。あれでオールスターの伝統は終わったんだ」
ガーネットが言及しているのは、2012年にオーランドで開催されたオールスターゲームだ。ウエストが151―149とリードして迎えた第4クォーター終盤、コビーはレブロンに「自分と1対1で勝負して試合を決めろ」と挑発した。
しかしレブロンは、自身でシュートに行かず、デロン・ウィリアムズにパスを出すが、逆転を狙った3ポイントはエアボールに。それでもドゥエイン・ウェイドがこのリバウンドを拾い、デロンを経由して再びボールはレブロンへ。
残り5.8秒、レブロンはコビーのディフェンスに正面からドリブルで突っ込み、今度はコートを横切るパスをウェイドに出そうとしたが、ブレイク・グリフィンにカットされ万事休す。ウエストが152-149で勝利を収めた。
現役時代にオールスターに15回出場したガーネットは語る。
「誰もこんな話は聞きたくないだろうが、俺は“門番”の1人だから言える。みんな真正面から勝負してきたんだ。床を叩かれたら、3ポイントを狙うべきだった。そこで真っ向勝負するのがオールスターだ。(でも)レブロンはそれをやらず、逃げた。だからコビーは『お前は来ないんだな』って思ったんだ。あれ以来、オールスターはおかしくなった」
なお、試合後にレブロンは最後のプレーについて、「彼(コビー)は打てと言っていた。ほんの一瞬、味方が空いたのが見えた。遅れてパスを出すと、だいたいターンオーバーになる。あの場面はやり直したい」と振り返っていた。
オールスターゲームは、正しいバスケットボールを見せるというより、ファンを楽しませる場だ。この試合でレブロンはフィールドゴールを23本中15本成功、3ポイントも8本中6本成功で36得点と絶好調だっただけに、最後の場面で消極的だったことは落胆を招いた。
球宴の視聴者数は年々減少の一途を辿っている。その変化は数字にも表れており、13年を最後に800万人を超えておらず、23年には459万人まで落ち込んだ。24年に540万人へ回復したものの、昨年は再び470万人に低下した。
これらのオールスターにレブロンはすべて出場している。それゆえに、ガーネットの主張は決して大げさではないかもしれない。
構成●ダンクシュート編集部
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