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後半に見せた継続力と修正力。敵地で磐田に逆転勝ち。指揮官交代の新生RB大宮は今後どう進化していくのか

後半に見せた継続力と修正力。敵地で磐田に逆転勝ち。指揮官交代の新生RB大宮は今後どう進化していくのか


 9月27日、RB大宮アルディージャはJ2第31節でジュビロ磐田と敵地で対戦し、4-3の逆転勝利を収めた。

 この試合のわずか3日前に長澤徹監督の解任が決まり、新たに宮沢悠生監督が指揮を執った。「突然でした」と率直に語るのは“大宮の心臓”である小島幹敏だ。おそらく現場の選手たちも、それを知ったのは世間と同じタイミングだろう。

 長澤前監督はチームをJ2昇格に導くなど大きな存在感を放っていただけに、その突然の交代は選手たちにも少なからずショックを与えたと聞く。しかし、宮沢監督は選手たちがすんなりと受け入れて、目の前の試合に向き合ってくれたことに感謝する。

「準備期間が短いなかでも、選手たちがオープンマインドで、私が求めたことを90+7分、やってくれたことが非常に嬉しい」と宮沢監督。短期間での指揮とはいえ、選手たちは新監督の指示を着実にプレーに反映させた。

 システムは従来通りの3-4-2-1というより、変則型の4-2-3-1に近い形で、豊川雄太とカプリーニが色々なポジションに動きながら攻撃に関わり、守備はどんどんボールにチャレンジして、その周辺を埋めていくような“ゲーゲンプレス”の様相を呈していた。

 前半は大宮側にもチャンスはあったが、磐田が大宮のプレスを縦横に裏返しながら、効果的なサイドチェンジからスペースにボールを運んで、立て続けの得点につなげた。

 その時点で大宮にとって0-3、0-4になっていてもおかしくなかったが、磐田のシュートミスや、ハンドの判定によりゴール取り消しといった事象もあり、何とかしのぐと、前半のアディショナルタイムに相手GKのミスを突いて1点を返した。
 
 その攻撃にも、相手の背後を狙って前に人をかけていく大宮の狙いは表われてり、後半の反撃を予兆するものではあった。

 それは宮沢監督も、手応えとして感じ取っていたのかもしれない。「私たちは昇格組なので、選手たちにもチャレンジャーだと。ここ数試合は惜しい試合が続いていたが、何かを失わないようにというものではなく、どんどん狩りにいこうというイメージを持って戦おう」という宮沢監督の姿勢は後半、失われるどころか前半より強いものになっていた。

 開始早々にはオリオラ・サンデーが同点ゴールを奪取。その後もカプリーニのヒールパスからオリオラ・サンデーが抜け出して逆転ゴールを奪い、さらにカプリーニが自らの超ロングシュートでリードを広げる。終了間際に失点したが、そのまま4-3で大宮が逃げ切った。

 宮沢監督は、相手がロングボールやサイドチェンジを多用する場面では、「絶対にチャンスは来る。ロングボールやサイドチェンジにしっかり対応し、正確に、勇気を持ってやること」と選手に伝えた。ボランチとしてプレーした小島は、試合を振り返り「徹さんの時もそうでしたが、切り替えや球際という基本の部分をもう一度しっかりやろうということでした」と語る。

「特に後半の左サイドでの切り替えは出せていましたし、相手1人に対して3、4人で襲いかかるシーンが久々に見られて、胸が熱くなりました」と続ける。サイドチェンジを阻止できた点についても、「サイドチェンジをされると一気に持っていかれてしまうので、後半はそこで取り切れたのが良かった。取り切れなかった場合も、みんなで戻ろうという意識が浸透していた」という。
 
 攻守にアグレッシブな戦い方をしてくることは予想できたが、後半に継続力と修正力の両面を見せたことは、宮沢監督の手腕のバロメーターになるかもしれない。もちろん、大宮の強さのベースはこれまで長澤前監督が築いてきたもので、新監督が数日で根本を変えられることではない。

 ただ、直近で3連敗とチームが沈んでいたことも確かで、意識の矢印を振る効果は磐田戦に出ていたように思う。そして、ザルツブルクやリーフェリングといった、いわゆる“レッドブル系”のクラブで長く指導キャリアを積んできた宮沢監督のカラーが出てくるのはこれからだろう。
 
 コンパクトなゾーンをベースとした“ボールを狩る”守備のさらなる整理や、相手の守備に応じた攻撃の立ち位置、縦の狙いなどで選手たちの矢印が揃ってくれば、本当の意味で大宮は進化できる可能性を秘めていると言える。

 それは同時に、対戦相手に戦い方を知られることでもあるが、残り7試合でそれがどう結果に反映されていくのか。方向性とパフォーマンスの両面に目を向けていきたい。

取材・文●河治良幸

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配信元: SOCCER DIGEST Web

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