日本高校野球連盟(高野連)が昨年12月の理事会で、2028年の第100回記念選抜高等学校野球大会(センバツ)や各都道府県高等学校野球連盟の春季大会からの“7イニング制”採用が望ましいという総括を出した。
試合時間の短縮による熱中症予防など健康管理でメリットがある“7イニング制”は一方、出場選手数の減少などのデメリットも指摘されている。
そのなかで上宮高時代に甲子園で歴代2位タイの通算6本塁打を放つなど、高校野球のスターだった元プロ野球選手の元木大介氏が自身YouTubeで私見を述べた。
「世論の話を聞く前に、高校野球をやっている子供たちの話を聞かなきゃいけないんじゃない」と切り出した元木氏は、「僕は7イニング制には反対です」と断言。コールドゲームの短縮や、7回終了時に同点になった場合といった試合運営について、こう言及した。
「(コールド規定が)3回や4回だと、ほぼ出るメンバーはレギュラーだけだよね。9回だから、選手20人がベンチに入っている。それで、みんなで戦う。みんなで苦しい練習を乗り越えてきて、甲子園(出場)を勝ち取って、良い思い出を作ろうって。7イニングじゃ、あっという間に終わるよ」
「7イニングになって、同点になって延長に行って、どこまでやるの。タイブレークで早く決着させようと。それも長引いたら、どうするの。そういうことになってくると思う。9回(終了時)で、くじ引きで(決着をつける)となってもおかしい」
また元木氏が野球に取り組んでいる中学生に意見を聞いたところ、高校では9回の試合をしたいという子どもの方が多かったと紹介。暑さ対策のため、会場を阪神甲子園球場からドーム球場に変更する手段も提示。最初は違和感があっても、かつては豊中グラウンドなどを使っていたため、徐々に慣れていく可能性もあるとした。
そして元木氏は、再度「高校野球なので、球児の意見も聞いてあげて欲しいというのが僕の意見です」と主張して締めた。はたして“既定路線”通り、7イニング制は導入されるのだろうか。
構成●THE DIGEST編集部
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