女子は2人で奮闘中
長年、選手層の薄さが解消できずにいる女子は、2022年に競技を始めた大津恵美子(52kg級)、17歳の市川桃(47kg級)が強化指定選手として奮闘。体重分けなしで特別試合が組まれたが、この日は戦わず、それぞれ優勝となった。
女子の市川(左)と大津アジアパラを目標に掲げて競技に取り組む大津は、「足技のバリエーションを増やしていきたい。前蹴りは練習してきたが、回し蹴り、後ろ回し蹴りの完成度がまだ低いので、重点的にがんばりたい」と前を向く。
「私の場合は、機能障がいで両上肢がある。それでも、不自由さを感じながら生きているものにとって、足だけで戦える場所を見つけられたのはうれしいこと」と競技の魅力について話したうえで、「現在、女子は2人だが、(少なくとも次の選手が出てくるまでは続ける考えで)やっている人がいなかったら見向きもされないので……本当に楽しい競技なので、競技人口を増やしたい」と力を込めた。
「アジアパラにかけている」と、出場への熱意を語った大津アジアパラのテコンドー競技は10月19日~21日の3日間、名古屋市瑞穂公園体育館で開催される。テコンドーはアジアが強豪。今後発表される日本代表の奮闘に注目したい。
text by Asuka Senaga
photo by Sayaka Masumoto
