9月28日にモビリティリゾートもてぎで行なわれたMotoGP第17戦日本GPで、ドゥカティのマルク・マルケスが2025年シーズンのチャンピオンに輝いた。
ドゥカティ移籍2年目でファクトリーチームのシートを得たマルク・マルケスは、日本GP前までの16戦で11勝を記録。レースウィーク土曜日に行なわれるスプリントにおいては16戦14勝を挙げるなど、圧倒的な成績を残している。
そんなマルク・マルケスはライバルに対して大量リードを築いて日本GPに乗り込むと、スプリントで2位、そして決勝レースでも2位を記録。残り5戦となり、ランキング2番手につける弟のアレックス・マルケス（グレシーニ）の逆転の可能性が潰えたため、この時点でシリーズタイトル争いが決着した。
レプソル・ホンダから最高峰クラスにデビューした2013年にいきなりチャンピオンに輝いたマルク・マルケスは、2013年、2014年、2016年〜2019年の6度王座を獲得してきた。その後は怪我の影響もあり苦戦するシーズンを送ってきたが、ドゥカティ移籍を機に息を吹き返し、ついにバレンティーノ・ロッシに並ぶ最高峰クラスで7度目、ロードレース世界選手権で9度目となる栄冠に輝いた。
なお、日本GPはマルク・マルケスのチームメイトであるフランチェスコ・バニャイヤが優勝。2位はマルク・マルケス、3位はホンダのジョアン・ミルだった。
