最新エンタメ情報が満載! Merkystyle マーキースタイル
「かわいくないくせに」と誹謗中傷された20代から、収入50倍になった水沢アリーの13年

「かわいくないくせに」と誹謗中傷された20代から、収入50倍になった水沢アリーの13年

日本企業と海外セレブリティをつなぐ広告企画会社の社長に

──イギリスでの生活を経て、現在は企画会社の経営者兼クリエイティブディレクターとして活躍されています。日本で起業に踏み切ったのには、どのようなきっかけがあったのでしょうか?

2年間、「これからどう生きていくか」と真剣に向き合った結果、「仕事や人生を自分自身でコントロールできるポジションに就きたい」と思うようになって。自分の会社を立ち上げ、事業を始めるのがいいんじゃないかと考えたんです。

それで、まずは港区の役所に話を聞きに行きました。女性の創業支援に力を入れているタイミングだったこともあり、金銭面のいろはや、事業計画書作成など、起業のお手伝いをしていただきました。

最初はアパレル業を考えていましたが、知り合いに相談したところ、広告会社が合うんじゃないかとすすめられて。芸能界と密接な業界で、裏方の仕事に興味があったことや広告のキャスティング方法に課題感を抱いていたこともあり、広告会社で事業推進していくことに決めました。

──会社の事業では、日本企業と海外のトップタレントや作品をつなぐ広告企画を主軸としているそうですね。

はい。実は、最初は日本の広告業界に参入することも考えていたものの、うまくいかなくて。タレントとして自分がキャスティングされる側でもあって、直接的な利害関係があるからだと思います。

ハリウッドをメインターゲットに置いてみたら、想像以上にウェルカムな雰囲気だったので、今は世界で戦っています。

たとえば、海外の映画やアーティストのPVに日本企業の商品を出したり、海外のトップタレントに日本企業の広告塔やアンバサダーになってもらったり。日本企業からの相談を受けて、ハリウッドの作品やセレブリティ側と交渉を進める役割を担っています。

「かわいくないくせに」と誹謗中傷された20代から、収入50倍になった水沢アリーの13年

──タレントとしての経験で、経営に役立っていることはありますか?

制作サイドの視点だと思います。やはり、タレント時代にスタッフの皆さんが1回の収録のためにどれだけ準備をしてきたのか、その苦労を間近で見ていたからこそ、つくり上げる方々へのリスペクトは相当強いと自負しています。

ただ、求められる役割はタレントのときとはまったく違うと感じています。経営者はいわば「監督」のようなイメージで、一つの仕事に没頭するよりも、常に俯瞰の視点で物事を見渡すことが大切なんです。

ハリウッドで気付いた「お金に動かされない」生き方

──ハリウッドを舞台にお仕事されていると、世界基準の“プロフェッショナル”に触れる機会も多いのではないでしょうか。その中での、気付きや学びがあればぜひ教えてください。

世界的なトップタレントこそ、お金よりも「愛」で動くのは大きな発見でしたね。ご本人がまったく知らないブランドでも、「日本のそういうところが好き」と思ってもらえれば受けてくれるし、逆に「これは自分の仕事ではない」と思われたら、どんなにお金を積んでも受けてはくれません。

だから、かかわるタレントが何に情熱を注いでいて、何に突き動かされて生きているのか。リサーチやヒアリングを通して、彼らの原動力を探って、どうすればそれを活かした企画になるのかを考えていくのが私たちの仕事だと思います。

──タレントを個人として尊重しているからこその考え方ですね。そうした姿勢は、事業の広がりにもつながっている印象を受けます。数年前のインタビュー記事によると「収入はタレント時代の10倍」とおっしゃっていましたが、現在は「50倍」まで増加しているとか。この2~3年でどのような変化があったのでしょうか?

ここ数年間、ありがたいことに立て続けに大きな仕事をいただけていたのが要因だと思います。すごく大きな転機があったわけではなく、ただがむしゃらに目の前の仕事に全力を尽くしていたら、自然と周りの評価がついてきたという感覚のほうが近いです。

「かわいくないくせに」と誹謗中傷された20代から、収入50倍になった水沢アリーの13年

ただ、振り返ってみると、「お金のためだけに生きない」ことはずっと意識していたかなと。お金はどんな手段でも稼げるから、お金を稼ぐことを第一目標にして生きると、お金に負けてしまうと思うんです。

自分はこれだけ頑張って仕事に向き合っていて、才能豊かな方々に囲まれて行動し続けているんだから、自分の元にお金が入ってこないなんておかしい。自分がまず中心にいて、お金は脇役ぐらいの気持ちでいます。

──これまでのお話を聞いていると、その自信にも、たしかな裏付けがあるように感じます。あらためて、起業から8年が経った今、ご自身の成長についてどのように感じていますか?

仕事とプライベートの自分を明確に分けられるようになったところに、大きな成長を感じます。タレント専業時代はすんなりできていたことですが、経営者になってからは、自分の事業ということもあり、素の自分で戦っていたところがあったんです。

でも、初めてのことに挑戦している中では、当然思いどおりにならないことのほうが多いじゃないですか。素の自分だとイライラしてしまうことも、ビジネスの場では冷静に乗り越えないといけません。「経営者の私」と思うことで、うまくいかないことがあっても、これは成功するまでの道のりだと考えられるようになりました。

とはいえ、余裕がないと難しいときもあるんですけどね(笑)。

提供元

プロフィール画像

スタジオパーソル

スタジオパーソルは読者層20代~30代のはたらく若者へ向けた、はたらく自由と未来の可能性を広げるWebメディアです。

あなたにおすすめ