・ローソン vs セブン
いきなり苦戦気味のローソンだが、税込308円の『いくら醤油漬け』と、セブンの『熟成いくら醤油漬け』(税込301円)を食べ比べた結果、面白い現象が起きた。
こちらがローソンの『いくら醤油漬け』で……
こちらがセブンの『熟成いくら醤油漬け』だ。
個人的には、いくらそのものはセブンの方が上。ローソンは調味料の主張が強く、いくらの存在感がやや薄い。生臭さがわずかに気になる場面もあった。
一方セブンは、粒が大きく食感も良好。いくらを食べているという満足感を存分に得られる。さすが300円超えだけあって味付けが上品だ。良い意味でコンビニらしくない。
ただし、米のおいしさに関してはローソンに軍配が上がるのである。こちらは粒立ちが良く、米の味がしっかりしている。セブンのおにぎりは良くも悪くも米の主張が控えめで、比較すると印象が薄く感じられた。
米はローソン、いくらはセブンのおにぎりがあったら、きっと最強になれただろう。これは面白い発見だった。
・異色なファミマ
最後はファミリーマート。先に言ってしまうと、ファミマはセブン&ローソンとはまったくの別物である。
とにかくデカい。重い。分厚い。食べ応え重視で、おにぎりというより「腹を満たすための塊」に近い。
『僕の鮭わかめ』は、大谷選手パッケージのインパクトとは裏腹に、わかめを混ぜ込んだ鮭のほぐし身おにぎりという実に渋い一品だ。そこに派手さや余計な演出はない。
『鮭マヨネーズと生たらこ』も税込348円とかなり高額だが、高級感よりも満腹感が優先されている。巨大おにぎりに鮭、たらこ、マヨネーズをブチ込んだらウマいに違いないという、極めて男子学生的なノリの構成なのだ。
あえて海苔を巻かないセブンのこだわり感ある見せ方とは、完全に真逆の存在と言っていいだろう。
しかし、私はファミマのこの無骨で、飾り気ゼロな姿勢が決して嫌いではない。むしろ好きだ。大好きだ。ファミマにはぜひこの路線を貫き続けてほしいものである。
どうやら同じ「300円オーバーおにぎり」でも、コンビニによって目指す場所は明確に異なるらしい。質を取るか、量を取るか。あなたはコンビニおにぎりに、何を求めるだろうか?
執筆:あひるねこ
Photo:RocketNews24.
