
梶谷役の岩崎う大さん(かもめんたる)
【画像】え…っ! 「凄い立派な人」 コチラが『ばけばけ』梶谷と同じ名前の「小泉八雲」関連人物です
帰れコール相次ぐ梶谷
2025年後期のNHK連続テレビ小説『ばけばけ』は、1890年に来日し、『知られぬ日本の面影』『怪談』などの名作文学を残した小泉八雲さん(パトリック・ラフカディオ・ハーン)と、彼を支え、「再話文学」の元ネタとなるさまざまな怪談を語った、妻・小泉セツさんがモデルの物語です。
第16週では主人公「松野トキ(演:高石あかり)」や、夫「レフカダ・ヘブン(演:トミー・バストウ)」をしつこく取材する、松江新報の記者「梶谷吾郎(演:岩崎う大)」が話題になっています。朝食や夕食にもやってくる梶谷に対して、視聴者の間では「帰れ」のコメントが相次ぎました。1月20日には梶谷役の岩崎う大さんも、X(旧:Twitter)で「梶谷帰れ!」とポストしています。
そんななか、『ばけばけ』への学術協力もしている松江市を拠点にする小泉八雲さんの顕彰・研究団体「八雲会」の公式Xが、21日に別の「梶谷さん」の話題を紹介しました。それは、第二次八雲会の設立発起人で、顧問、会長、名誉顧問を務めた梶谷泰之さん(1904年~1997年)です。
八雲さんの死から10年後の1914年に発足した八雲会には第一次、第二次があり、一次には『ばけばけ』の「小谷春夫(演:下川恭平)」のモデルである大谷正信さんなど、生前の八雲さんを知る人物が集まっていました。第一次八雲会は、八雲さんの旧居(『ばけばけ』でトキたちが住んでいる武家屋敷)を保存し、小泉八雲記念館を建設するために奔走しています。
そして、1965年6月27日(八雲さんの誕生日)に第二次八雲会を設立する際に尽力したのが、梶谷泰之さんでした。八雲さんの没年である1904年に今の松江市八雲町で生まれ、旧制松江中学と旧制松江高校を卒業した梶谷さんは、島根大学教授や京都外国語大学教授や学長を務めた、小泉八雲研究の第一人者だったそうです。
八雲会は21日のポストで、梶谷さんが「毎日新聞」島根版に持っていた連載を書籍化した『へるん百話—小泉八雲先生こぼれ話集』も紹介しています。梶谷さんは、1984~86年に正続あわせて200回も続いた連載で、八雲さんに関する情報を多数語っていたそうです。
梶谷は島根県に多い名前(全国約1万1800人のうち約1600人が島根県の人間)で、『ばけばけ』の梶谷が八雲会の梶谷さんをもとに名付けられたのかは分かりません。ただ、八雲さん(ヘブン)に関する情報通、という点では一致していると言えます。
※高石あかりさんの「高」は正式には「はしごだか」
