貧乏で自転車が買えなかった小学生時代
――昨年の大晦日の放送でも走ってましたね。
緑川 はい。感謝祭(春と秋の『オールスター感謝祭』のこと)の常連として『オールスター体育祭』という特番で赤坂5丁目ガチマラソンを走らせていただきました。メンバーには君嶋愛梨沙さん、金田朋子さん、井上咲楽さんらがいて、チーム名は「感謝祭オールスター女子&KUNOICHI軍」。もう、本気で頑張りました!
――ミニマラソンには、いつから出るようになったのでしょう?
緑川 最初に走ったのは一昨年(2024年)の10月です。『オールスター感謝祭』は有名な長寿番組ですし、オールスターと付いてるから、タレントとしては夢の舞台ですよね。「いつかは出たい、走りたい!」と思っていたんです。ちょうど私が出演させていただいてるバラエティー番組『巷のウワサ大検証!それって実際どうなの会』(TBS系)がゴールデンになったのを機にチームとして出ることになり、“走りたい”とアピールしていたら実現したんです!! 今回の体育祭を含めて、これまで計5回、走らせていただきました。
――足の速さには自信があったんですね?
緑川 小学生時代はすごく速かったです。たとえば放課後、友達と公園などに遊びに行く際は皆が自転車で我先にと急ぐんですけど、私は貧乏で自転車が買えないから同じスピードで伴走するんです。相手に気を使わせないために平気な顔して普通に会話をしながら。おかげで脚力だけじゃなく心肺機能も鍛えられたんだと思います。徒競走では男子の誰にも負けませんでした。ただ、走ることが好きなのではなく、負けず嫌いで伴走していただけなので、中学で陸上部からスカウトされたときはビビッて断っちゃいました(笑)。以来、ちゃんと走ってこなかったので、自信があったわけではないんです。
――健脚と貧乏はリンクしていたわけですか。実際にTBSの周りを走ってみた感想は?
緑川 コースにはTBS放送センターの正面玄関横からAスタジオへと続く、高低差12メートルの「心臓破りの坂」というのがあるのですが、それがめちゃくちゃキツイです。急過ぎて何度もくじけそうになります。
――調べたところ、その坂は最大斜度8度で箱根駅伝の5区の平均斜度に匹敵するらしいですね。
緑川 そこを6回も登らなくてはいけないのですが、私は負けず嫌いなので絶対に歩きたくはないんです。走っているときはもう、がむしゃらです。
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“利き酒師”の資格を取得した理由
――家計の足しになれば、ということで始めた芸能活動だったわけですね?
緑川 それまでも居酒屋などのアルバイトはたくさんしていたんです。貧乏なので土日も制服を着て居酒屋に出勤するものだから、怪訝そうな顔をされましたね。「制服、めっちゃ好きなんです。3年間しか着られないから(毎日着たい)」って(笑)。バイト代は茶封筒に入ったものをもらえるんですけど、開封せずにそのまま母親に渡してました。やっと苦労している母の力になれた、というのが嬉し過ぎて、自分のために使う気にはならなかったです。モデルになったのも、スカウトしてくれた人から「タダでジュースやお菓子が食べられるよ」と言われて、それならばと、その言葉に釣られたんです。
――お母さんは、娘さんの現在の活躍をどう見ているのでしょう?
緑川 よく(こんなにも大きく)育ったよねとは言われますけど、いまだに「うちは貧乏だから」が口癖ですね。でも、めっちゃ元気です。介護施設でパートをしながら、『東方神起』の追っかけで全国を飛び回ってます。
――それはよかった。ところで利き酒師(日本酒ソムリエ)の資格を取られていますが、これはどうして?
緑川 貧乏とも関係するのですが、大人になって食事ができることが本当に幸せで、食べられるだけで100点、おいしかったら120点だったんですけど、そこで日本酒と出会うんです。ただでさえおいしい食べ物たちが、日本酒と合わせたら表情も変わりさらにおいしくなることに感動したんです。でも、当時は「日本酒が好きです」なんて言っても、こんな小娘の話に耳を傾けてくれる人がいなくて。だったら、資格を取ったら少しは説得力が出るかなと思い取りました。この料理にはどんな日本酒が合うか、ペアリングをお勧めするなどして日本酒の魅力をもっと広めていきたいです。
――楽しさや嬉しさを共感したいというのは、フリマアプリで不用品を売ることにもつながるんですね?
緑川 そうなんです! 10年くらい前からプライベートでやっていたことを、『~それって実際どうなの会』で一般家庭に出向いて要らなくなった物を売るお手伝いをしています。捨てるはずだった物が、誰かの元でもう一度日の目を見るのは嬉しいし、各家庭で「売れたらこうしたい」という目標があるので、それを叶えるお手伝いができたときは本当に嬉しくて毎回泣いちゃいます。例えるなら、文化祭の最終日みたいな達成感があるんですよ!
「週刊実話」1月29日号より
公式インスタグラム:@midorikawa_shizuka
緑川静香(みどりかわしずか)
1988年6月24日生まれ。埼玉県出身。雑誌『SEVENTEEN』のモデルとしてデビュー。2011年『ミス日テレジェニック』、『ベストボディ・ジャパン2021日本大会』のモデルジャパン部門入賞など。
